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早実・清宮「最後笑って」父誕生日に初満弾/西東京

7/18(火) 8:07配信

日刊スポーツ

<高校野球西東京大会:早実14-0芦花>◇17日◇4回戦◇ダイワハウススタジアム八王子

【トーナメント表】早実は5回戦で法政と対戦 西東京大会 組み合わせ

 父の誕生日をグランドスラムで祝った。超高校級スラッガーの早実・清宮幸太郎内野手(3年)が、芦花(ろか)との4回戦で高校通算105号となる公式戦初の満塁本塁打を放った。今年の父の日に続き、ラグビー・ヤマハ発動機監督の父克幸さんの50歳の誕生日も代名詞のアーチでド派手に飾った。公式戦7戦連続アーチでチームを16強へ導き、次は21日に法政との5回戦(神宮)に臨む。

 規格外の怪物は、父への誕生日プレゼントも規格外だった。7回1死満塁、外角の直球を、公式戦で初めて逆方向となる左翼席へ運んだ。確かな成長を示すとともに、感謝の思いをアーチに乗せた。

 清宮 父親の誕生日というのは分かってましたし、最後の最後で出て、ホッとしています。

 微妙なズレを修正し、打ち直した。直前の第4打席、5回2死満塁では二飛に凡退。第3打席もミスショットで二飛に終わった。「前の打席の感覚を修正して入れた」。外角の球を打ち上げた原因を追究し、三度目の正直で打ち返した。

 競技は違えど、勝負の世界で生きる父を尊敬している。両親のサポートがあるから、今の自分があると感謝する。幼い頃から「準備が大事」との教育を受け、実践してきた。大会前の6月下旬から7月上旬まで行われたテスト期間中は部活動が休み。日課のウエートトレもできず、自宅での腕立てやスクワットでコンディションを整えた。

 父のイズムは、積極果敢な走塁にも表れた。1回1死一、三塁、一塁走者の清宮は暴投で一塁から一気に三塁へ進塁。2回1死一、二塁では野村の三塁打で一塁からホームに滑り込んだ。小学4年まで続けたラグビー仕込みの大きなストライドからトップスピードに乗る走法で、ともに間一髪セーフ。ソフトバンク山本スカウトを「いい走塁。判断も良く、走りだすと速い」とほれさせた。

 夏の勝負の厳しさも、胸に刻んだ。この日、今春のセンバツで敗れた東海大福岡が敗退した。「福岡も勝ち残るのは難しいですし、もちろん西東京も大変なこと。最後は笑って終わりたいと思っているので、1戦1戦、最後まで諦めちゃいけないんだと思います」と引き締めた。

 次戦は21日の法政との5回戦。史上最多の高校通算107本塁打にあと2本と迫る。「暑さに負けないようにコンディションを整えて、初戦のつもりで万全の準備をして臨みたい」と言った。汗と涙が詰まった神宮でも大暴れする。【久保賢吾】

最終更新:7/18(火) 8:51
日刊スポーツ

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