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佐藤友祈日本金1号「早めに追いつきスパート勝因」

7/18(火) 10:12配信

日刊スポーツ

<世界パラ陸上>◇第3日◇16日◇ロンドン

 男子1500メートル(車いすT52)で、佐藤友祈(ともき、27=WORLD-AC)が今大会日本勢初の金メダルを獲得した。昨年のリオで屈した世界王者マーティン(米国)と激しく競り合い、3分45秒89の大会新で雪辱した。上与那原寛和(46=SMBC日興証券)も銅メダルを手にした。

 勝った。ゴールした佐藤が右拳を握りしめる。日の丸をまとったビクトリーランで金メダルを実感した。「彼に勝つことだけを考えて練習してきた。うれしいです」とかみしめるように言った。リオの400、1500メートルは銀メダル。表彰台の一番上にいたのがマーティンだった。ゴール前で届かず、競り合いにも屈する悔しさを味わった。

 この日も激しく競った。スタートで飛び出した標的を追う。300メートルで捉え、先頭に。中盤で揺さぶられて後ろに下がったが、すぐに抜き返す。ラスト1周。ゴール前勝負を避けるロングスパートで世界大会金13個の王者を突き放した。

 強みの持久力に磨きをかけ、専門外の100メートルレースで弱点のスタートを克服した。5年前のロンドンパラをテレビで見て競技を始めた27歳が、そのトラックで世界一になった。「早めに追いつけたのとスパートが勝因です」。400メートルでも返り討ちを狙う。

最終更新:7/18(火) 10:16
日刊スポーツ