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手足口病、全国の患者報告数が警報レベルに - 大流行の11年に次ぐ規模

7/18(火) 15:00配信

医療介護CBニュース

 手や足などに水疱性の発疹が現れる手足口病の全国の患者報告数が警報基準値を上回ったことが18日、国立感染症研究所がまとめた3日から9日までの週の患者報告で分かった。24府県で警報基準値を超過しており、この週の患者報告数と過去10年の同時期を比べると、大流行した2011年に次いで多い状況だ。【新井哉】

 3日から9日までの週の全国の患者報告数(小児科定点医療機関約3000カ所)は、前週比63%増の定点当たり5.74人となり、警報基準値(5.0人)を超えた。都道府県別では、高知が19.1人で最も多く、以下は鳥取(14.84人)、滋賀(13.66人)、宮崎(13.64人)、兵庫(12.41人)、大分(12.31人)、三重(11.44人)、大阪(10.95人)、香川(10.46人)、佐賀(9.78人)、和歌山(9.57人)、愛媛(9.51人)などの順だった。

 手足口病の患者が急増している自治体は、注意喚起に懸命だ。この週に警報基準値を超えた京都府は、直近で大流行した15年に匹敵する流行が予測されるとし、高熱が2日以上続いたり、頭痛、嘔吐、呼び掛けに答えずにぐったりしている様子が見られたりした場合は、すぐに医療機関を受診するよう促している。

 愛知県も13日に「手足口病警報」を発令し、注意を呼び掛けている。同県は手足口病に対して有効なワクチンや特異的な治療法がないことを挙げ、手洗いの励行や、感染者との密接な接触を避けることを求めている。

 手足口病は、水疱性の発疹を主な症状とした急性ウイルス性感染症で、乳幼児を中心に夏季に流行することが多い。主な病原ウイルスはコクサッキーA6、同A16、エンテロウイルス71で、感染から3―5日の潜伏期間後、口腔粘膜や手のひら、足底などの四肢の末端に2―3ミリの水疱性発疹が現れる。飛沫や接触によって感染する。

CBnews