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バイエル薬品の報告書、「精査して厳正に対処」 - 塩崎厚労相、不適切なカルテ閲覧などで

7/18(火) 17:00配信

医療介護CBニュース

 従業員によるカルテの不適切な閲覧などがあった問題でバイエル薬品が調査報告書を公表したのを受け、塩崎恭久厚生労働相は18日の閣議後の記者会見で、「内容をよく精査をして、関係法令に照らして厳正に対処しなければならない」と述べた。【松村秀士】

 バイエル薬品は、2012―13年に実施した血栓症領域製剤の服薬における患者の嗜好に関するアンケート調査で、協力した患者のカルテの一部を複数の従業員が不適切に閲覧していたことが発覚。その後の外部専門家による調査で、血栓症治療薬「イグザレルト錠」について、医薬品医療機器法で義務付けられている副作用症例の報告が遅延していたことも分かり、副作用報告が遅れた原因などを報告するよう厚労省から命じられた。また、複数の従業員が患者の同意を得たとされる医師にその事実を確認せずにカルテを閲覧したことについて、「少なくとも個人情報保護法17条違反に準ずる不適切な行為」などとする調査報告書を14日に公表した。

 18日の会見で塩崎厚労相は、「不適切なアンケート調査の実施や医薬品医療機器法で義務付けられている副作用の報告を怠っていたことは極めて遺憾だ」と述べた。また、調査報告書について、「幾つか明らかに法律違反になっているのではないかと思われるような点もある」とし、内容を精査した上で、必要な場合は同社に対して厳正な処分を科すとの考えを示した。

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