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事件通報の女性を警官が射殺、経緯明かさず 米ミネソタ州

7/18(火) 13:18配信

CNN.co.jp

(CNN) 米ミネソタ州ミネアポリスでこのほど、自宅近くで起きた騒ぎについて警察に通報した女性が、駆けつけた警官に射殺される事件が発生した。事件は米国内でも女性の出身国のオーストラリアでも大きく報道され、婚約者の男性は17日に記者会見して、女性が撃たれた経緯を明らかにしてほしいと涙ながらに訴えた。

死亡したのはミネアポリス在住のジャスティン・ルースチェックさん。婚約者のダン・ダモンドさんによると、ルースチェックさんは15日夜、自宅近くの裏通りで性的暴行事件が起きた可能性があるとして、緊急通報ダイヤルの911番に電話した。

ところが駆けつけたミネアポリス警察の警官が、ルースチェックさんを銃で撃って死亡させた。検視の結果、腹部に浴びた銃弾が致命傷となっていたことが分かった。

ミネアポリス警察はこれまでのところ、警官がルースチェックさんを銃撃した理由や経緯を明らかにしていない。

「悲しいことに、警察が到着した後に何が起きたのか、捜査当局からは家族にも私にも、ほとんど何の説明もない」。ダモンドさんは取り乱しそうになるのをこらえ、涙ながらにそう語った。

ルースチェックさんは2014年4月にオーストラリアから渡米。8月にダモンドさんと結婚式を挙げる予定だった。

ミネアポリス警察によると、事件に関与した警察官2人は休職扱いとなっている。このうちの1人、モハメド・ヌーア警察官は弁護士を通じて遺族に哀悼の意を表す談話を発表。事件の経緯についてはいずれ証言したいと思っているが、現時点では調査が行われていることを理由に、家族のプライバシーを尊重したいとコメントした。

ミネアポリス市のベッツィ・ホッジズ市長によれば、事件は15日午後11時ごろに発生。警官はボディカメラを装着していたが、事件当時、カメラの電源は入っていなかった。服務規定では、武器を使用する場合や事件対応に当たる場合、警官の安全が確保できる限りにおいて、カメラは事前に電源を入れておくよう定めている。

ホッジズ市長は16日、「何が起きたのかについてはまだ多くの疑問がある。捜査は初期の段階だが、できる限りの情報を、できるだけ早く開示するよう求める」と強調した。

ミネソタ公衆安全局も調査に乗り出し、ミネアポリス警察署長は外部の独立機関による調査を要請したことを明らかにした。

最終更新:7/18(火) 13:18
CNN.co.jp