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「モンゴルで背骨抜いてきた」軟体の伝道師が語った「ぐにゃぐにゃ文化」 ビックリ人間じゃない!芸術だ!

7/25(火) 7:00配信

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柔軟力の限界に挑戦するサーカス芸「コントーション」。本場モンゴルに22歳でひとり修行にいき、ぐにゃぐにゃを習得してきた女性が東京にいます。もーこさん(32)。現在、日本で唯一のコントーションスタジオの主宰を務め日本にコントーション文化を広めています。(朝日新聞記者・伊藤あかり)

【動画】※危険ですからマネしないでください 度肝抜かれる芸術!ぐにゃんぐにゃんの演技

高校生で初モンゴル

北海道出身。高校生の時に2週間ほどの留学でモンゴルに行きました。そこで、伝統芸能として披露されたコントーションに度肝抜かれたそうです。

「日本だとビックリ人間というイメージかもしれませんが、ここでは芸術。感動しました」。またモンゴルに来ることを誓いました。

大人から始めるなんて「ありえない」

大学では、モンゴル語学科を専攻。就職活動に疲れた時に「あの草原に行きたい!」と、休学し、2年間の留学を決意します。

友人・知人に頼み、大人からでも学べる教室を探しますが、本気にされないか、「そんな場所あるわけない」と教えてもらうかのどちらかでした。
それもそのはず、モンゴルでは5歳から始めるのが普通で、10歳でも遅いそうです。

大人のもーこさんが「教えてください」と頼んでも、どこの教室も「冗談でしょう?」という返事。娘のために教室を探しにきたと勘違いされ「本人を連れてきなさい」と言われたこともあったそうです。

そのくらい、大人からコントーションを学ぶ、ということが「ありえない」ことだったと言います。なんとか頼み込み、学校を見つけることができたそうですが、修行はここから始まります。

コントーションは人気の習い事

もーこさんが留学した、10年前のモンゴルでは、コントーションは身近な習い事。日本でいうピアノと同じような感覚だそうです。

ただ、違うのは趣味の習い事、ではなく「将来の仕事」として真剣に考えている子どもたちが多いということ。

8人兄弟で親は無職。収入は自分のパフォーマンスで得たお金だけ…という子もいたそうです。

家計は5歳の細腕にかかっている

練習にはステージの上のような華やかさはなく、地味で苦しい、腕立てふせや倒立などの筋トレが中心。

「壁倒立5分!」と言われると「まじかよーやめたいなー」と思ったこともあったそうです。だけど、隣を見ると5歳の女の子が目に涙をためながら歯を食いしばって堪えている。

「私ってなんて甘いんだろう」。コントーションに向き合うしかなかったといいます。

子どもたちに囲まれながら、平日の2~3時間、練習場に通う日々が始まりました。

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最終更新:7/25(火) 15:46
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