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【特集】『クトゥルフ神話RPG 血塗られた天女伝説』“SAN値直葬”な恐怖に立ち向かえ!ドット絵が想像力と畏怖をかき立てる一作

7/19(水) 21:00配信

インサイド

本格的な夏が訪れました。季節を問わずに様々なジャンルが楽しめるのもゲームの魅力のひとつですが、季節に合わせたプレイもオツなもの。夏という季節を活かし、ホラーゲームを楽しむのも一興でしょう。

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ホラーの恐ろしさをより増幅させる要素のひとつは、「リアルな表現」。まるで現実かと思うような写実的なグラフィックは、自分が作品世界の中にいるような錯覚を起こさせ、没入感をいっそう増します。ですが、まったく逆のベクトルとなる「想像力」もまた、ホラーを盛り上げる重要な要素です。

写実的なグラフィックに頼らず「想像力」を活かすゲームは、かなり古くから存在します。ファミコン時代には、同名の実写映画を原作としながらも、全編をドットで描き、ホラー要素をロールプレイングゲームというシステムと想像力をかき立てる演出で表現した『スウィートホーム』が登場。多くのユーザーの記憶に残る一作となりました。


この、ドットテイストのビジュアルと想像力を武器とするホラーRPGは、「かつて一時代を築いたもの」といった過去の存在では決してありません。写実的なホラーゲームでは味わえない魅力を今現在も放ち続けており、2017年4月27日にリリースされたPCソフト『クトゥルフ神話RPG 血塗られた天女伝説』も、そんな作品のひとつ。今回は、夏に楽しむのに最適なホラータイトルのひとつとして、プレイレポートを通じて筆者が感じた手応えを紹介させていただきます。

◆タイトルにある「クトゥルフ神話」って?
本作の雰囲気を感じ取ってもらうプレイレポートへ移る前に、タイトルに掲げられている「クトゥルフ神話」について軽く補足させていただきます。

聞いたことがある方も少なくないと思いますが、クトゥルフ神話とはハワード・フィリップス・ラヴクラフト氏の着想を中心に、オーガスト・ダーレス氏やリン・カーター氏などが広げた世界観の名称です。その詳細について語ると長くなってしまうので割愛しますが、人智を超えた存在が及ぼす影響と、それにまつわる恐怖を柱とした世界になっています。

……と、このように解説すると、「クトゥルフ神話」が初耳という方にとっては、よく分からないという感想を抱かれるかもしれません。そこで、「クトゥルフ神話」の魅力を筆者なりに解釈して2点でまとめると、「人間とは離れた絶対的他者からの一方的な恐怖」と「本質から遠ざかる恐怖と、本質に近づく狂気」です。

前者は、スケールの違いこそありますが、いわゆるホラー作品全般に言える点でしょう。ゾンビ、ヴァンパイア、怨霊など、モチーフはそれぞれですが、人ならざるモノによる恐怖と暴力は、大半のホラー作品に込められています。

そしてもうひとつ、「得体の知れない恐怖と、真理に近づく狂気」についてです。得体が知れないから恐ろしい、というのは至極当たり前の話。モンスターが、幽霊が、悪魔が、なぜ襲ってくるのか。理由が分からなければ対処もできませんし、不明であること自体が恐ろしさを増幅します。だからこそ、その理由を解明することで事態が打破され、恐怖を克服する作品も少なくありません。

ですが「クトゥルフ神話」の恐るべきところは、真実に近づきすぎると身の破滅を呼ぶという点です。「クトゥルフ神話」の神々やその眷属たちは、物理的に敵わないだけではなく、存在自体が人の理解を超えています。そのため、真実や真理に近づくほど、人の理解を超えたものとなり、一線を越えると発狂してしまうことに。姿を見ただけでも気が狂うケースもあるため、知ることが現状の打破に繋がるどころか、自身の首を絞める結果になります。

表題の“クトゥルフ”も、本来人間が発音できない音を、便宜上名付けられているだけに過ぎません。人では正しく表現することも不可能な存在たちを描いた「クトゥルフ神話」をタイトルに冠する、ファミコン風ホラーRPG『クトゥルフ神話RPG 血塗られた天女伝説』とはどんな作品なのか。それでは、プレイに臨みたいと思います。

◆『クトゥルフ神話RPG 血塗られた天女伝説』に挑む!

本作を立ち上げると、まずはキャラクターメイキングから始めます。主人公の「名前」「性別」「能力値」「職業」の4点を決めますが、「能力値」は自由に割り振るか、または各ステータスを6面体のサイコロを3回振ってそれぞれ決めるかを選べます。

自由に割り振るといっても、際限なく増減できるわけではなく、職業ごとに決まったベースの能力値にボーナスを割り振るというもの。好みの偏らせ方が可能な反面、決まった範囲内の選択となります。せっかくなので、ここはダイスに挑戦。6面体を3個振った時の平均値は10.5ですが、思い通りにならないのがランダム性の楽しいところ。いざ、勝負!


きんりょく:7
がんじょうさ:10
たいかく:9
びんしょう:6
ちりょく:14
せいしん力:10
きょうよう:10
oh…平均値超えが一箇所だけ! 思い通りにならないったらありゃしない! 知力だけ高くて敏捷性低いし、これ映画だと2~3番目に死ぬタイプ…最初の犠牲者じゃないからインパクトも薄い人だ…。

しかも、能力値によって持てるアイテムの数も変わる模様。この能力値だと、持てる数は「5」個。もう少し持てたら…と思う場面もしばしばありました。とはいえ、クリアできないわけではないのでご安心を。



性別も選べるので女性にし、フルネームは当サイトのマスコットである「イン サイド」に決定。インが名字です。ズバリ当てはまる職業がなかったので、一瞬「フリーター」を選びかけましたが、編集部のエライ人に怒られそうなので、ジャーナリストに。ちなみに能力ボーナスや割り振りポイントは、能力値をダイスで決めた場合は加算されないとのこと。ざ、残念…。

最後に、今回の探索や戦闘に役立つ技能をチョイス。中には、「めぼし」や「いいくるめ」、「おうきゅうてあて」「オカルト」などが揃っており……って、これ、「クトゥルフ神話TRPG」だ!


「クトゥルフ神話TRPG」とは、「クトゥルフ神話」の物語を会話形式で遊ぶテーブルトークRPG(TRPG)。キーパーと呼ばれるゲームを管理する役割と、ゲームの登場人物を演じるプレイヤーに分かれ、謎の解明や生き残りを目指して取り組むアナログゲームです。

会話でのやり取りが主体ですが、行為の正否を判断するルールも存在しており、「めぼし」「いいくるめ」などは「クトゥルフ神話TRPG」にもあるスキル。そう言えば、簡略化されているものの、能力値の決め方も近いものがありました。なにより、正気度を示すステータス「SAN」が設定されているのが決定的です。

「クトゥルフ神話TRPG」では、前述の「真理に近づく狂気」を「SAN」で表現しており、如何にこの数値を減らさないかが重要なポイント。「HP」がゼロになれば肉体的に死亡しますが、「SAN」がゼロになると正気を失い発狂。キャラクターがプレイヤーの手を離れ、取り返しがつかなくなります。

TRPGのテイストをコンピューターRPGに落とし込んだゲームはいくつかありますが、本作もそのひとつ。こうなると能力値の低さも、逆に「どうやりくりしてやろうか」とプレイ意欲をかき立てる一要素になります。果たして本作は、どのような形でTRPGの魅力を表現してくれるのか、期待が高まるばかりです。

◆行方不明の妹を求めて、謎めく村に……

ゲーム本編は、主人公が「雨降り村」のバス停に降り立ったところからスタート。妹(こちらも任意で名前を決定。今回は「イン ディーズ」ちゃんに)が卒業論文のためにこの村へ足を運んだものの、連絡が取れないまま1週間が経過。心配になった主人公・サイドが、友人の姫野勇矢と共に訪れました。

この出だしから既に、嫌な予感しか覚えません。クトゥルフ神話的な恐ろしさから逃れる最適の手段と言える「近寄らず」を即座に実行したところですが、しかし他ならぬ妹・ディーズの危機とあっては見過ごせません。この辺りの心境もホラーものの定番ですが、まずは村に足を運んでみます。

「雨降り村」には、名前の由来になった伝説があり、その逸話を調べていたディーズ。その足どりを追うため、サイドたちも伝説の調べ始める形に。まずは宿で部屋を取って……と思ったら、ここで勇矢と自分の部屋を選ぶ選択肢が。なんで部屋を選ぶの? 後々影響するの? どっちかは死ぬの? 様々な想像が一気に駆け巡ります。


ちょっとしたことにビクつきながら、「天女さまにお祈りを捧げる」という祭事を行う場所へ。まずはその準備として、祭儀場の石灯籠に火が灯されており、「祭事が終わるまで火を消してはならない」という決まりがあるとのこと。なんでも、火を消すと村に災いが起こるとか。消すどころか近寄りたくもない!


祭事場にて、ロケに来ていたタレント「橘花蓮」と遭遇。オカルト好きな彼女は天女伝説にも詳しく、弾丸トークを炸裂させます。その勢いに圧倒されていると、ここでディーズからメールが。しかし、1週間ぶりの連絡なのに「みっかもいえをあけちゃったけど」と時間的に食い違っていたり、また「む&のひと@ちが ;+%ま>っていう きょ:を ひいてく(たんだよ!」と、全体的に文字化けしており、心配が減るどころか不穏な気配が増していきます。

そこに、新たな人物となる「草壁明夫」と「小山美雪」が登場。フリージャーナリストの草壁は自己中心的な振る舞いを見せ、小山を顎でこき使う場面も。あまりよくない印象な彼ですが、煙草に火を点けようと石灯籠に近づき──火を消してしまいました!


その瞬間、空が真っ赤に染まり、夜なのに世界が赤々と浮かび上がります。この「あかいよる」(花蓮が命名)の異変に驚いていると、見知らぬ男性が異形の怪物に襲われる展開に。姫野たちは突然の出来事に対処できず、また草壁はスクープとばかりに携帯で写真を撮る始末。思わず飛び出してしまう主人公でしたが、新たな人物「羽切かなめ」が登場し、異形の怪物「餓鬼」に立ち向かいます。


加勢というより、ほとんど彼女の力で餓鬼を撃退すると、まずは避難するため羽切の家へ。そこで、この村に伝わる言い伝えや「あかいよる」について羽切が語り、この村が悪霊に呪われていること、呪いから逃れるため88年ごとに生け贄を捧げていること、石灯籠の火を消したことで呪いが発動して「あかいよる」として村を覆っていることなどが明かされます。



また、既にディーズが生け贄に決まっている、という衝撃の発言も。ますます見過ごすことが出来ない事態となり、「呪いの元凶を断つ方法」を探すことに。元凶の究明は羽切が担当し、主人公たちは一週間後に行われる儀式を妨害するために動き始めます。

ですが、まずは腹ごしらえが肝心と、みかんを取りに行く展開に。ここで一緒に外出するメンバーを選択する流れになったので、今回は草壁と花蓮をチョイス。草壁の印象は良くないものの、体力的な面では頼りがいがありそうですし、放っておくより目の前で監視しておきたい気持ちがムクムクと。しかし意外にも、可憐のSANが「75」とかなり高く、精神的に頼りになりそうな予感を覚えます。ちなみにサイドのSANは「50」。大丈夫なのか、主人公…。


「こういう時に外出って、危険だよなぁ…」とビクついていると、村はずれに差し掛かった時にエンカウント! 前触れもなく敵襲です。妖怪ではなく、ねずみやカラスですが、どうやら巨大化している様子。遭遇するだけでSANが下がる衝撃度です。幸い、さほど強くなかったため、撃退に成功しました。


奥に進むとみかんの木があり、無事ゲットに成功。SANを減らしながらもねずみなどを蹴散らし、帰路に着くと…目の前に着物姿の女性が。しかし近づくと消えてしまい、正体を確かめることは出来ませんでした。



とか思ってたら「きもののおんな」とエンカウント!! あの草壁ですら狼狽え、逃げ出すことを提案。羽切の家には帰れなかったため、隠れてやり過ごそうと宿泊先の民宿に向かいます。そう言えば部屋の選択をしたことを思い出し、「もしかして、ハズレ部屋だったら死ぬのか…!?」と戦々恐々。しかし他に頼る先もなく、部屋の隅でガタガタと震える準備を整えるくらいしかできません。


果たして──「きもののおんな」から、なんとか逃れることができました。良かった! ようやく羽切の家に帰って事の次第を告げますが、羽切も「きもののおんな」の正体は分からないとのこと。謎を究明する前に、新たな恐怖が増えてしまいました。いやもう、本当に怖いから…あの人…。


この長い夜はようやく終わり、村に来て2日目、そして調査初日の幕開けです。妹と無事に再会し、呪いと謎に包まれた「雨降り村」を抜け出せるのか。結末に向け、始めの一歩を踏み出します。


◆「時間」と「会話」を制して真相に近づけ!
この先の物語は調査や真相に関わる部分なので、ここからは本作の特徴的なゲームシステムやプレイの手応えなどに触れさせていただきます。まず、序盤でも何度か戦闘を行いましたが、雑魚敵とは戦いはランダムエンカウント方式。戦闘は一般的なターン制RPGですが、遭遇時や敵の行動によってSANが減少。SANを回復する手段もありますが、0になると精神的な死を迎えるため、注意が必要です。


ちなみに昼の間は、基本的に村は平常運転で、時間が許す限り探索や聞き込みが可能。「あかいよる」だと敵が襲いかかってくるだけでなく、村人の姿もなくなるため聞き込みはできません。ですが、その分大胆に動きやすく、鍵のかかった家に忍び込むといった行動もできます。この2つの時間帯を使い分けるのが、調査のポイントのひとつ。

また、「時間が許す限り」と記したように、本作には時間の概念があります。移動や行動で時間が経過し、特定の時間になると一度家へと戻り、「昼」と「あかいよる」が切り替わります。儀式の実施は1週間後なので、無駄な時間を過ごすと後悔することになるかも…!? 本作はマルチエンディングなので、様々な結末が待ち受けています。


ちなみに時間が経過する行動の中には、「会話」や「調べる」といったアクションも該当。本棚などを調べてることで情報を入手することもありますが、何もない場合でも時間が進むので要注意。技能の「めぼし」を使うと、何かありそうな場所が分かるので、ずいぶんと助かりました。「めぼし」はTRPGでもお世話になったなぁ…!

「クトゥルフ神話TRPG」のテイストは、主人公たちのステータスだけではなく、「会話」の部分にも盛り込まれています。元々TRPGは会話を重視した遊びですが、本作ではそこに時間制限が加わっているため、ADVにありがちな「会話総当たりで物語を進める」という手段は使えません。空振りの会話でも時間が進む進む! 会話の取捨選択も重要なので、得られた情報を元に推理・想像する機会が自然と増えます。


序盤では特に情報が少ないため想像はかえって膨らみやすく、その結果、「妹はもう亡くなっってるんじゃ…」「むしろ自分が実は死んでるとか?」など、暴走した想像に自分で恐れおののくことも。悪い予想って、つい考えがちですよね。このあたりのゲーム性は、敢えてプレイヤーに想像させるよう誘導しているのかもしれません。「怖い、けど知りたい」という好奇心を心地よく刺激しており、しかし、知りすぎたために…というクトゥルフ神話ならではの警戒心もむくむくと。そんな緊張の狭間を漂いながら、ゲームは進みます。

ちなみに「会話」は、ただ話をするだけでなく、「くわしくきく」「いいくるめる」「せっとくする」など、状況に応じて広がりを見せることも。それぞれを有利に働かせる技能もあるので、キャラメイクの結果がプレイスタイルに影響を与えることもしばしば。

また、「会話」をする相手は、村人に限りません。ネタバレになるので詳しくは記しませんが、一部の妖怪とは会話も可能。その際に、取引を持ちかけられることもあります。応じるかどうかはプレイヤーの自由ですし、ときには戦うという手段が有効な時も。この対応の幅広さも、会話主体のTRPGらしさを感じさせます。

手がかりを探索し、ヒントを元に模索しながら真相に近づく。しかしその道筋のあらゆる箇所で、得体の知れない恐怖が忍び寄る時も。物語の恐ろしさばかりに目を向けていると、主人公たちが正気を失い、また致命傷を負い、帰らぬ人になるかもしれません。それを防ぐ手段のひとつは、回復アイテムの存在です。



HPやSAN、また術の使用に使うMPなどは回復する手段もありますが、手持ち個数の制限でアイテム回収を諦める場面も多々。今回の主人公は5個しか持てずに悩みましたが、よほど能力値が優れていない限り多くても7個ほど。他のキャラもアイテムを持てますが、状況は主人公と似たり寄ったり。手持ちを増やすアイテムも手に入るものの、HP・MP・SANそれぞれの回復アイテムに装備する武器、懐中電灯といった便利なアイテムもあるため、どれを手元に残し、どれを諦めるか。こういった判断も、ゲーム性のひとつとして確立されていたように感じます。

その一方で、ゲームバランスそのものに理不尽さは特に感じず、充分な準備とやりくりで対処可能。また、一度ゲームオーバーになってもレベル引き継ぎで再開できるという、嬉しいサポート機能も。辛すぎることはなく、かといって楽々にもならない。RPG要素の強い戦闘部分は、いい意味で物語を阻害しない演出としてうまく落とし込まれています。

◆グラフィック、物語、演出…全てが「想像力」をかき立てる!

序盤のプレイや本作の特徴などを中心に紹介してきましたが、最後にホラーゲームとして見た本作について個人的な感想を述べさせていただきます。ホラーゲームの中には、「ゾンビが襲い掛かってくる」といった直接的、直感的な恐怖に訴えかけるタイプがあり、本作にも「きもののおんな」の出現といった同様の演出があります。

ですが、本作が主軸として置くのは、「想像力」によるホラー表現だと改めて強く感じました。集めた情報とプレイヤーの推測が交差することで生み出される想像は、ただ提供されるだけの恐怖とは比べようのない恐ろしさと、ある種の唯一無二の体験を生み出します。想像は、プレイヤーひとりひとりのものですから。

その「想像力」がより活かされるシチュエーションとして、本作の切り口となる和風ホラーはまさに最適な舞台でした。和風ホラーが持つ特徴のひとつは、怪談などに見られる「忍び寄る恐怖」。得体の知れない存在や現象に、気がつく間もなく侵食されてる恐ろしさ。闇より迫るその畏怖は、万が一切り抜けることができたとしても、その全容は決して明かさず再び闇に没するのみ。助かった安堵を得た半面、いつまた忍びってくるか分からない恐ろしさを引きずることにもなります。

舞台、グラフィック、演出、その全てにおいて「想像力」を引き立てる要素が組み込まれた『クトゥルフ神話RPG 血塗られた天女伝説』は、写実的なホラーゲームでは体験できない味わいを備えた一作として、プレイしたユーザーの記憶に残り続けるような一作でした。想像力を刺激されやすい人ほど、広い意味で忘れ得ぬプレイとなることでしょう。この夏に遊ぶ1本を探している方は、闇の帳に覆われた頃、本作に触れてみてはいかがでしょうか。ですが、くれぐれも「あかいよる」にはご注意を……。

◆前作『クトゥルフ神話RPG 瘴気の海に眠る少女』もちょこっとご紹介

『クトゥルフ神話RPG 血塗られた天女伝説』に惹かれた方はもちろん、既にプレイ済みという人には、シリーズ前作に当たる『クトゥルフ神話RPG 瘴気の海に眠る少女』もオススメです。

和風ホラーな切り口やクラシカルなグラフィックといったテイストはもちろん、正気と狂気の境目を示すSAN値やレベルを引き継いでの再スタートなど、共通点も多々。『血塗られた天女伝説』における「きもののおんな」のような、プレイヤーを追い詰める「這い寄る混沌」も存在しており、いずれかが気に入った方はもう一方も楽しめることと思います。

登場人物や舞台は異なっているため、どちらから先に遊んでも問題ありません。怪しげな館での肝試しから始まる『瘴気の海に眠る少女』で、人知を超えた恐怖を覗き込んでみるのも一興でしょう。両作品ともに、DLサイトにて購入できるので、気になる方はチェックしてみてください。

また、『クトゥルフ神話RPG』シリーズを手がけているマコトさんは、次回作を制作中です。自身のTwitterアカウントにて進捗などを報告しているので、新作が気になる方はそちらも合わせてご覧ください。

■クトゥルフ神話RPG 血塗られた天女伝説
URL:http://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ180292.html/

■クトゥルフ神話RPG 瘴気の海に眠る少女
URL:http://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ159698.html

■マコト@クトゥルフ神話RPG Twitterアカウント
URL:https://twitter.com/MarronBlanc

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最終更新:7/19(水) 21:00
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