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日本vs中国は2勝4敗で中国チーム勝利!武尊戦を熱望した「中国の武尊」ワン・ジュングァンは9・18K-1さいたまSAで対戦実現!

7/19(水) 6:22配信

バトル・ニュース

東京・後楽園ホールで「Krush.77~日本vs中国・6対6全面対抗戦~」が開催された。試合前、中国側は「トップファイターを連れてきた。勝率は100%(全勝する)と確信している」(Glory of Heroes、グゥオ・チェンドン代表)と自信をのぞかせており、日本チームの苦戦は予想できたが、結果は日本の2勝4敗。そして、この数字以上に中国人ファイターは、フィジカルの強さと多彩なテクニックに加えて「観客を楽しませて勝つ」という強いメンタルとプロ根性を見せつけた。

 中国チームは前評判通りの強さだった。敗れた選手も含めて6人全員が試合の序盤から積極的に仕掛け、隙あらばKOを狙うスタイル。絶対に下がらない、そのフィジカル面の強さに加えて、パンチの角度を少しずつ変えて連打したり、蹴りで膝関節を狙うなど細かなテクニックを駆使。
 中でも、強く印象に残ったのが、卜部弘嵩をパワーで圧倒したジェン・ジュンフェン(60kg)、小宮由紀博に右後ろ廻し蹴り1発でダウンを奪い、大差の判定勝利を収めたチュー・ジェンリャン(66kg)、日本の「激闘王」渡部太基との削り合いに勝利した「中国の虎」ティエ・インホァ(67・5kg)。彼らはぜひKrushのタイトルマッチや、K-1のトーナメントで見てみたい選手だ。

 日本チームは、ベテラン3人、若手3人の布陣で迎え撃ったが、中国チームのアグレッシブな攻撃に下がる一方になる展開が目立ち、苦戦を強いられた。
 そんな中、日本チームで光ったのは唯一KO勝利を収めた瑠輝也だ。1ラウンド開始から圧力を掛けてきた「ウェイ・ルイ(K-1ライト級王者)のライバル」ドン・ザーチーに対して、長い足を活かしたミドルで下がらせ、狙いすました跳び膝蹴りを叩き込むとドン・ザーチーは失神。衝撃の1ラウンドKO勝利だった。
「ウェイ・ルイのライバルに勝ったんで、次はウェイ・ルイを倒したい」と瑠輝也。ウェイ・ルイ、ゴンナパー、卜部功也の「3強」と見られたライト級タイトル戦線に急浮上した格好だ。

 また、里見柚己に勝利し、リング上で「私の目標は武尊選手と戦うこと」と宣言したのが「中国の武尊」ワン・ジュングァン。リングサイドで観戦した武尊も「気持ちの強さとアグレッシブな試合を見せられて、思いっきり殴り合いたい」と応じたが、早くも両者の対戦が決定した。9月18日、さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~初代ウェルター級王座決定トーナメント~」のスーパーファイト(ワンマッチ)として、武尊の持つK-1フェザー級(57・5kg)王座にワン・ジュングァンが挑戦するのだ。
 武尊も、ワン・ジュングァンも、絶対に下がらず、攻撃をまとめて倒しに行くスタイル。噛み合うだけに、スリリングな攻防が繰り広げられるだろう。武尊が「K-1」のベルトを守るか、ワン・ジュングァンがウェイ・ルイに次ぐ「中国人二人目のK-1王者」となるか。他の中国人ファイターも「チャンスがあればまた日本で戦いたい」と口を揃えているだけに、彼らが今後、K-1やKrushのタイトル戦線にどう絡んでくるのか、注目したい。

(スポーツライター茂田浩司)