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中国、6月粗鋼生産は月間最高に。「地条鋼」排除と市況上昇で

7/19(水) 6:05配信

鉄鋼新聞

 中国・国家統計局が発表した同国の6月の経済統計によると、同月の粗鋼生産は前年同月比5・7%増の7323万トンとなり、月間の過去最高を更新した。1日当たりの生産量も244万トンと前月から約11万トン増え、過去最高だった。

 中国では6月までに違法鋼材「地条鋼」の排除が進み、正規の鉄鋼メーカーへ代替注文が寄せられた。これまで統計の対象でなかった「地条鋼」が消え、統計に含まれる鉄鋼生産へ上乗せされたことに加え、中国ミルの生産タイト化で鋼材市況が一段高となり、増産意欲も高まったようだ。
 粗鋼以外の生産は銑鉄が2・2%増の6168万トン、鋼材は0・7%増の9757万トンで共に2カ月ぶりの増加へ転じた。
 1~6月累計の鉄鋼生産は、銑鉄が3億6256万トン(前年同期比3・4%増)、粗鋼が4億1975万トン(4・6%増)、鋼材が5億5155万トン(1・1%増)だった。粗鋼は暦年換算で8億4千万トンと、過去最高だった2014年の8億2270万トンを上回る勢いだ。
車生産も持ち直し/6%増の225万台
 鉄鋼以外の6月の経済統計では、自動車生産が225万台(前年同月比6・2%増)。1日当たりの生産台数は7万5千台となり、前月から5千台増加した。
 車種別ではSUVが15・4%増の71万8千台と好調が続いており、乗用車は1・0%減の90万5千台で4カ月連続の前年割れだったが、減少幅が縮小した。これまで日系自動車メーカーは好調だったのに対し、民族系の販売が軟調だったが、これが持ち直しつつあるという。
 宝山鋼鉄が8月の国内販価で値上げを打ち出したのも、車向けの回復が一因となっている。
 コークス生産量は3816万トン(1・4%減)、発電量は5203億キロワット(5・2%増)、金属加工機械の生産台数は7万台(7・2%増)だった。
 1~6月累計では、自動車生産が1396万8千台(前年同期比6・3%増)、コークス生産が2億2106万トン(2・5%増)、発電量が2兆9598億キロワット(6・3%増)、金属加工機械の生産が40万台(8・7%増)だった。

最終更新:7/19(水) 6:05
鉄鋼新聞