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中国湖南省で偽iPhoneが3トン発見される

7/19(水) 11:36配信

THE ZERO/ONE

高いからこそ偽物が出現

中国においてiPhoneは高級なスマートフォンだ。現在Apple Storeの公式価格では、iPhone 7が5388元(約8万7000円)から、iPhone 7 Plusが6388元(約10万3000円)からになっていて、利用をするにはさらにキャリアとの契約も必要だ。例えば大手キャリア中国移動通信(China Mobile)では、データ通信無制限+通話500分/月の契約が月額188元(約3000円)。日本と比べて、通信料金は格段に安いものの、本体価格は変わらない。安いスマートフォンであれば、500元(約8100円)以下のものがたくさんあることを考えれば、まだまだ普通の人にとってiPhoneは高嶺の花だ。

そのため低価格AndoroidスマートフォンにiOS風の画面を乗せた「偽iPhone」の販売が途絶えることがない。中国湖南省で、偽iPhone製造業者が摘発された。倉庫が家宅捜索され、大量の偽iPhoneが発見されたと『華声在線』が報じた。

iPhoneが格安で買える

今年2月、湖南省永州市で金物屋を営む店主に、一通の広告メッセージが送られてきた。内容はiPhoneを低価格で販売するというもので、これは電話番号の抽選により当選した特典だというものだった。店主は、ありがちな広告メッセージのひとつだと思って相手にしなかったが、そのことを知人に話すと、知人はもったいないと言う。最も容量の小さなiPhoneでも正規価格は5388元(約8万7000円)なのに、そのメッセージでは1600元(約2万6000円)で購入できるというからだ。

その時、店主の背中を押したのがメッセージ内の宣伝文句だった。「支払いは到着後に。15日以内であれば、返品可。正規保証書つき」というものだった。これだったら、まずは現物を手にして、気に入らなかったら返品すればいいと安易に考えてしまった。申し込むと2日後にiPhoneが到着した。

バッテリーケーブルがささらない

この店主はiPhoneを手にするのは初めてだった。到着したiPhoneを使ってみると、軽快に動作する。どこにもおかしいところはないようだった。店主は「これはいい買い物をした」と考え、代金の1600元を送金した。

ところが翌日になって、店主は慌てることになる。バッテリーが減ってきたので、充電をしようとケーブルを手にした。だがiPhone本体のどこを探しても、充電ケーブルが挿さりそうな穴が見つからないのだ。iPhoneに詳しくない店主は、近所でiPhoneを扱っている携帯電話ショップに行き、どうやって充電をしたらいいのかを聞きにいくことにした。すると店員は「これはiPhoneではないですよ」と言う。この時になって、店主はようやく偽物をつかまされたことに気がついた。返品期限の15日間はまだ過ぎていないが、返品をしたところでお金は戻ってこないだろう。

同じく永州市で同じ偽iPhoneを買ってしまった人がいたが、その人はスマートフォンに詳しく、お金を支払わずに済んだ。「見た瞬間にiPhoneではなく、安物のAndroidスマートフォンにiPhone風のデスクトップを乗せているだけだとわかりました。設定情報に記載されている生産地の場所と、パッケージに記載されている生産地も違っていました」。

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最終更新:7/19(水) 11:36
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