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F1イギリスGPで注目すべき5つのこと: motorsport.comグローバル編集長の分析

7/19(水) 15:09配信

motorsport.com 日本版

イベント欠席の批判もなんのその。ハミルトン、母国シルバーストンを完全制圧

 ルイス・ハミルトンがイギリスGPを圧勝した。この勝利は、レース終盤に後退したフェラーリのセバスチャン・ベッテルに、ランキングで1ポイント差まで迫っただけでなく、ジム・クラークやアラン・プロストと並び、イギリスGPでの5勝目を達成したモノだった。また、クラークに並ぶイギリスGP4連勝でもある。素晴らしい成績だ。

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 水曜日にロンドン中心街で行われたF1デモ走行イベント”F1 Live London”を欠席した唯一のドライバーとなったしまったハミルトン。イベント後には非難されることもあったが、彼は「イギリスGPに完璧な状態で臨むため」と、休養を優先したことを説明した。

 結果的にはサーキットに集まったファンが求めていた”勝利”をもたらしたことで、少なくとも彼の判断は間違っていなかったと言うことができるだろう。

 ハミルトンにとってイギリスGPの週末は、まさに夢のような3日間だった。しかし一方、フェラーリにとっては悪夢のような日々となった。レース終盤のタイヤトラブルはあったにしても、終始メルセデス優位の展開で物事は進行していった。グリッド降格ペナルティを受け、後方に沈んだバルテリ・ボッタスでさえも表彰台圏内にたどり着き、メルセデスの1-2フィニッシュを演出したのだ。

 ハミルトンが予選で記録したタイムは、2番手のキミ・ライコネンよりも0.5秒ほど速いものだった。しかしレースではこの差が拡大し、最初のスティントでプッシュした時のペースは、同じようにプッシュするライコネンよりも、1周あたり1秒程度速かった。

 ベッテルに至っては、レッドブルのマックス・フェルスタッペンをなかなか抜くことができず、窮地に陥った。これを脱するにはアンダーカットの戦略しかなく、結局ベッテルは早々にタイヤ交換を実施。このタイヤで、長い距離を走らなければならなくなった。レース終盤、ボッタスを封じようとした際にクラブコーナーでロックアップしたが、おそらくこれがタイヤにダメージを与えることとなった。残り2周と言う時点で左のフロントタイヤがバースト。これでピットインを余儀なくされ、最終的には7位でのフィニッシュとなった。

 ハミルトンは勢いに乗りかけている。うまくいけば次のハンガリーGPで、ミハエル・シューマッハーが持つポールポジションの最多獲得記録に並ぶ可能性があるのだ。そうなってしまえば、もはや彼の勢いを、誰も止めることができないかもしれない。

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