ここから本文です

カブトガニ産卵へ準備 多々良海岸を清掃 伊万里市

7/19(水) 14:31配信

佐賀新聞

 「伊万里湾カブトガニ繁殖地」として国天然記念物に指定される多々良海岸(伊万里市木須町)で16日、産卵場所となる砂浜の清掃活動があった。すでに本格的な産卵期に入っており、地元住民や子どもたち、海洋少年団の約50人が流木やゴミを拾い集めてカブトガニを迎える準備をした。

 同海岸は伊万里湾奥部に位置し、一時激減した時期もあったが、官民挙げた保全活動が実を結び、昨年は441組のつがいが産卵に訪れている。今年は雨が少なかった影響で産卵期が早まっており、すでに100組以上のつがいが産卵したとみられている。

 参加者は産卵場所を踏み固めないよう気をつけながら作業し、産卵の妨げになるゴミなどをトラック3台分集めた。地元の「牧島のカブトガニとホタルを育てる会」の堀實会長は「今年は500を超えるようしっかりきれいにしたい」と話した。

 23日は同海岸でカブトガニ関連の行事が数多く催される。午前9時半から市カブトガニを守る会などの主催で産卵の観察会、午後3時には県主催で、伊万里高校理化・生物部の指導で地元の小中学生が飼育した幼生の放流、同7時から産卵に来るカブトガニを灯ろうの明かりで迎えるまつりが行われる。

最終更新:7/19(水) 14:34
佐賀新聞