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MLBで続々トレード成立 地元紙記者が予想、ダルビッシュ移籍はないのか?

7/19(水) 19:11配信

Full-Count

トレード期限まで2週間、レンジャーズは「ダルビッシュ売却ではなく、チームを強化する」!?

 メジャーリーグでは、7月31日のトレード期限を前に選手の“移動”が活発になってきた。18日(日本時間19日)には、ヤンキースとホワイトソックスの間で4対3の大型トレードが成立。ヤンキースが昨季40本塁打のトッド・フレイジャー内野手、かつてヤンキースでも活躍した救援右腕デビッド・ロバートソン投手らを獲得し、有望株3人を含む4選手をホワイトソックスに放出した。

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 そして、米国で依然として注目度が高いのが、ダルビッシュ有投手の去就。レンジャーズがプレーオフ進出争いから脱落すれば、今季限りで6年契約が満了するエース右腕をトレードに出し、相手球団から若手有望株を獲得する可能性が高いと見られていた。ただ、ア・リーグ西地区はアストロズが驚異的な強さで独走しているものの、レンジャーズはワイルドカード圏内から3.5ゲーム差と可能性を残す。地元メディアは「ダルビッシュを売却せず、チームを強化する」と予想している。

 地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」は「グラント:レンジャーズがダルビッシュ売却ではなく、トレード期限前にチームを強化すると私が予想する理由」と題した特集記事を掲載。同紙でレンジャーズ番を務めるエバン・グラント記者の分析を伝えている。

 ダルビッシュは援護に恵まれず、最近10登板で1勝6敗と苦しんでいる。その間はチームも1勝9敗。エース右腕は7試合でクオリティスタート(QS、6回以上を投げて自責3以下)、そのうち3試合でハイ・クオリティスタート(HQS、7回以上を投げて自責2以下)と安定した投球を見せているが、勝利につながらない。

「ダルビッシュはレンジャーズ6季目にして4度目のプレーオフを戦うだろう」

 グラント記者は、トミー・ジョン手術から復帰2年目を迎えているダルビッシュについて、記事の中で「すでに今、完全に健康だと思う」と断言。一方で、「最大の問題は何回かの先発で見られたピッチング効率ではないか。数回の短い先発を生んでしまった。それから、年イチの悪い登板を1回して防御率を4.50に引き上げてしまった」としている。

 ダルビッシュは4日(日本時間5日)のレッドソックス戦で5回途中7失点と炎上。5月21日時点で2.83だった防御率は、この10試合で3.45まで悪化している。ただ、打者有利の「ヒッターズパーク」が本拠地であることは考えれば、悪い数字ではない。

 トレード期限まで約2週間。同記者は「結局は(ダルビッシュを)手放さず、リリーバーを加入させるかもしれないと私は考えている。なぜならワイルドカード競争から離れていないからだ」とした上で、レイズとレンジャーズが最終的にプレーオフ進出に滑り込むと予想している。

「だから、レンジャーズはダルビッシュ売却はせず、チームを強化しようとするだろう。そして1年の終わりには、ダルビッシュと(契約延長交渉が)合意に達していないとしても(彼がFAに近づくほど実現が難しそうに思えるが)彼のレンジャーズ6季目にして4度目のプレーオフを戦うだろう。そして、それこそが彼らの望むことなのだ」

 記事の中で、グラント記者はこのように結論づけている。今季はレンジャーズで悲願のワールドシリーズ初制覇へ向けて力を尽くすことになるのか。それとも、“大逆転”での移籍が2週間以内に成立することになるのか。ダルビッシュから目が離せないことは確かだ。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:7/19(水) 19:11
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