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貯金ターンのDeNA、「ビッグ」から「スモール」への転換

7/19(水) 20:18配信

ベースボールキング

得点力で踏みとどまった前半戦

 前半戦を終えて、41勝39敗2分。

 ベイスターズは2007年以来10年ぶりに、貯金がある状態でシーズンを折り返した。

 大型連敗によって下位に沈んでいったジャイアンツやスワローズを尻目に、一度も“3タテ”を食らうことなくAクラスをキープ。勝ちと負けを繰り返しながら5割のライン近辺にとどまり続けられたのは、おしなべて言えば「打」の貢献度が大きかった。

 7月18日終了時点のチーム総失点346は、2試合少ないドラゴンズ(347失点)とほぼ同じで、スワローズ(356失点)に次いで2番目に多い水準だ。

 一方のチーム総得点353は、カープ(447得点)に次いでリーグ2位。失点も多いがそれ以上に点を取る戦いを重ねてきたことが、こうした数字に表れている。

 もう一つ、「打」に関する象徴的なデータがある。

 それは満塁ホームランの数。セ・リーグでここまでに飛び出したグランドスラムは9本あるが、実にそのうちの5本をベイスターズの選手が記録しているのだ。

グランドスラムの影響力

 4月30日のカープ戦、ホセ・ロペスの一発に始まり、梶谷隆幸(5月6日)、宮﨑敏郎(6月15日)、戸柱恭孝(6月17日)、桑原将志(7月1日)。打ったのはすべて異なる打者で、いずれの試合もベイスターズが勝利している。

 満塁弾には、一挙に4点が入るということ以上の価値がある。球場のムードやチームを取り巻く空気、試合の流れをがらりと変える力がある。

 5本の中でも特に印象深いのは、いずれも試合終盤に劣勢をはねのける一打となった梶谷と桑原のホームランだろう。

 梶谷は5月6日に行われたスワローズ戦の8回裏、1-5と4点ビハインドの場面で打球をライトスタンドに突き刺した。敗色濃厚の局面からいっきに同点に追いつき、延長11回、柴田竜拓のタイムリーでサヨナラ勝ちをおさめた一戦は、前半戦のベストゲームの一つに挙げられる。

 また桑原は、7月1日のジャイアンツ戦、2-4で迎えた最終回2アウトから劇的な逆転ホームランを東京ドーム左翼席に放り込んだ。敵軍の自力優勝の可能性を消滅させ、自軍に今シーズン初の貯金1をもたらす至高の一振りだった。

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