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【特集】動物が見られなくなる? 高齢化進む動物園の対策とは

7/19(水) 15:18配信

毎日放送

「高齢化問題」と聞くと人間の世界のことを思い浮かべる人が多いと思いますが、実は動物園でも急速に高齢化が進んでいます。いま飼育している動物が死ぬと、2030年には動物園から姿を消す動物が急増するのではと指摘する専門家もいます。そのような危機を迎えている背景と動物園が取り組んでいる対策を取材しました。

動物たちの高齢化

大阪市にある天王寺動物園。約200種類の動物が飼育展示されていて、子どもたちを楽しませています。ところが動物たちの高齢化は開園以来経験したことのない事態を迎えています。

ジャガーのジャガオは21歳、(平均寿命20~25歳)エサにひと手間が必要です。

「ほかの子たちは牛肉あげるときは塊のままあげるが、この子は結構年がいっていますので、噛み切りやすいように包丁で切れ目を入れてからあげています」(天王寺動物園肉食動物担当 中島野江飼育員)

ジャガオが天王寺動物園にやってきた2002年の7歳の時には、檻の中を歩く姿に迫力があり、子どもたちに人気でした。ところが…

「足腰が。ちょっと歩き方が弱くなってきた。目がここ数か月でだんだん白くなってきたなーって感じる。これから気をつけていかないといけないなと思っています」(中島野江さん)

「こちらがメガネグマの飼育施設になっています。オスが26歳でメスが24歳です。かなり高齢です」(動物担当課長 今西隆和獣医師)

主に南アメリカに生息しているメガネグマ。こちらも高齢のため少しでも体を動かせるようにとエサのやり方を工夫しています。

「オレンジのボールが2つぶら下がっていますが、ボールの中には細かく切ったエサを入れています。取り方を工夫したりすると頭を使ったりとか、そういうふうな目的があります」(今西隆和さん)

長い鼻でわらをつかみおいしそうに食べているのは、アジアゾウのラニー博子48歳(推定)。食欲旺盛ですが、平均寿命が40歳から50歳なのでもうおばあちゃんゾウです。

「たぶん2030年やったら、いないんちゃいますかね。このままでいけばね」(今西隆和さん)
Q.見られなくなってしまう?
「そうですね」

今後、ゾウが動物園からいなくなるという、ある事情とは?

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最終更新:8/2(水) 16:25
毎日放送

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