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ゴールドマンが手放す商品事業の顧客、ロンドンの仲介業者が受け皿に

7/19(水) 1:06配信

Bloomberg

ゴールドマン・サックス・グループやJPモルガン・チェース、バークレイズ。これらの大手銀行がすでに撤退、あるいは撤退を検討している商品トレーディングで、行き場を失った顧客をつかもうとロンドンの仲介業者が動いている。

マレックス・スペクトロン・グループはこうした大銀行よりも規模が小さいとはいえ、ロンドン金属取引所(LME)の商品仲介事業では最大手だ。同社は価格変動に対するヘッジで顧客企業を支援する部門を新設し、同部門でトレーダーの追加雇用を計画している。かなりの利幅が見込まれながら、大手がほとんど成功できていない市場を支配することが狙いだ。

マレックスはこの新部門「マレックス・ソリューションズ」を3月に設立。同部門を率いるニレシュ・ジェトワ氏によると、週内に取引を開始する見込み。ジェトワ氏の前職はスイスの金融投資商品販売業者レオンテックのマーケッツ部門責任者で、その前にはリーマン・ブラザーズ・ホールディングスのトレーダーだったこともある。

ジェトワ氏は「顧客の要望に合わせた商品ヘッジを提供する事業からは、大手銀行の撤退が続いている。わずかに残った業者も、契約額が大きく利益性の高い顧客しか相手にしない傾向がある」と指摘。「時代遅れのインフラで顧客の大規模な取引を管理するのはコストがかかり、それぞれのトレードで多額の利益を出さなければ採算が合わない。大銀行のサービスを受けられない顧客の数は増えている」と続けた。

JPモルガンやバークレイズ、モルガン・スタンレー、ドイツ銀行は収入減少と商品価格の低迷などを理由に、近年相次ぎ商品取引事業の縮小または撤退を決めている。ゴールドマンも今年1-6月の商品事業の業績が過去10年余りで最低だったことから、同事業の見直しを進めている。

原題:London Commodity Dealer Wants Trades That Goldman Is Losing (1)(抜粋)

Viren Vaghela, Mark Burton

最終更新:7/19(水) 1:06
Bloomberg