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東北大と日立ハイテク、NSDなど、脳科学の事業化を担う新会社立ち上げへ

7/20(木) 15:18配信

BCN

東北大と日立ハイテク、NSDなど、脳科学の事業化を担う新会社立ち上げへ

左から東北大学の川島隆太教授、NeUの長谷川清CEO、日立ハイテクノロジーズの宮?正啓社長

 東北大学と日立ハイテクノロジーズ(日立ハイテク)、NSDなどは7月20日、脳科学の産業応用事業を担う新会社「NeU(ニュー)」を8月1日に立ち上げると発表した。新会社は、東北大の認知脳科学の知見と、日立ハイテクが開発した脳の血流量の変化を計測する技術を軸に、脳科学の産業応用を手がける。NSDは、各種センサや生活データを一元的に管理するプラットフォームの開発を担当する。

 新会社が主力事業と位置づけているのは、(1)ブレインフィットネス、(2)企業の健康経営の支援、(3)ニューロマーケティングの3つ。当面は(1)の脳トレーニング(脳トレ)を通じた脳活動を高めるブレインフィットネス関連サービスの開発が、ビジネスをけん引していくものとみられる。5年後の単年度売上高で15億円を目標に置いている。

 脳トレ研究で有名な東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授は、「簡易な計測機器を使い、日常生活のなかで個々人に最適なブレインフィットネスを実現する」とし、NeUの長谷川清CEOは「さまざまな会社と連携し、ブレインフィットネスの新しいサービス創出につなげる」と話した。

 日立ハイテクは、微弱な近赤外光を使って脳の血流量の変化を測定する技術を持っており、この技術を活用した事業を新会社に移管することで、「さまざまな可能性に挑戦していく」(宮?正啓社長)考え。SIerのNSDは、「ITを活用したサービスプラットフォーム全般の開発」(小松昭隆・常務執行役員ビジネス開発本部長)を担当する。

 新会社は、東北大学ベンチャーパートナーズが運営・管理する投資組合が51.1%、日立ハイテクが38.1%、NSDが6.3%を、それぞれ出資している。

最終更新:7/20(木) 15:18
BCN