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ヤード規制条例で初摘発 県警、身分確認怠った疑い

7/20(木) 16:00配信

茨城新聞クロスアイ

つくば中央署と県警生活安全総務課は19日、中古車解体施設「ヤード」で車を引き取る際に身分確認などを怠ったとして、県ヤード規制条例違反(相手方の確認)の疑いで、阿見町の法人としてのヤードと、経営者の男(32)=盗品等有償譲り受け罪などで起訴=を水戸地検土浦支部に書類送致した。同課によると、4月に施行された同条例による摘発は初めて。


書類送検容疑は5月16、18の両日、県内の中古車販売業者から解体目的で軽乗用車2台を引き取った際、取引担当者の名前や住所、軽乗用車の車検証などを確認しなかった疑い。

同課によると、男は「(名前などを)確認すると相手に面倒がられ、取引がなくなって利益が減ってしまうと思った」と供述し、容疑を認めている。

県警などが土浦市内で1月下旬、ヤード経営者らを対象に同条例に関する説明会を開いた際、男は出席しており、免許証の写しを保存しなかったことなどについて、違法性を認識していたとみている。

県警と栃木県警の合同捜査班は5月、盗難車と知りながら車1台を買い取ったとして、この男を盗品等有償譲り受けなどの疑いで逮捕した。阿見町内のヤードを家宅捜索したところ、今回の軽乗用車を発見。その後、取引担当者の免許証の写しなどがないことを確認した。

同条例は、盗難車の買い取りなど犯罪の温床となっているヤードを取り締まるため、県が独自に制定し、4月に施行した。

ヤードの経営者に対しては、中古車を引き取る際、取引相手の運転免許証や車検証の写しの保存などを義務付け、罰則を設けている。

6月末までは経過措置期間として罰則は適用されなかったが、7月からは摘発対象となっていた。

茨城新聞社