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都市対抗にスカウト大挙 注目集まる社会人の“掘り出し物”

7/20(木) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

「今年は高校、大学のタマが少ない。社会人から多くの選手が指名されることになると思う」

 こう言うのは、さるセ球団のスカウト。東京ドームで行われている社会人の都市対抗野球には連日、スカウトが大挙している。

 ドラフト1位候補の田嶋大樹(JR東日本=投手・左投左打)、鈴木博志(ヤマハ=右投右打・東海PFX補強選手)、西村天裕(NTT東日本=右投右打)らはもちろん、3位以下で指名できる掘り出し物がいないか、目を皿のようにしてチェックしているのだ。 投手では谷川昌希(九州三菱自動車=右投右打)、若林篤志(JR東海=左投左打・三菱重工名古屋補強選手)の名前が聞こえてくる。

「谷川は15日のトヨタ戦で延長十一回まで13奪三振。ソフトバンクの摂津のようなタイプで、スライダーと今年覚えたシュートを駆使する技巧派。先発時は(球速を)140キロ台前半に抑えて投げているが、1イニングだけなら140キロ台後半はコンスタントに出せる。若林は関東学院大時代はプロにかからず、最速は140キロ台前半だが、球速表示以上の体感があり、低めのストレートが伸びる。調子にムラがあるものの、気持ちで投げるタイプなので、中継ぎとしても面白い」(前出のスカウト)

 野手ではどうか。

「日立の中軸で東海大相模高の同級生でもある田中俊太(二塁手・右投左打)、菅野剛士(外野手・右投左打)は間違いなく指名される。田中は広島・田中広輔の弟。18日の三菱重工名古屋戦で初戦敗退も、本塁打を含む3安打で大舞台での強さも見せた。兄のレベルに到達するかはわからないが、広角に打てるし、足も速い。プロは二塁手不足なのも追い風です。菅野は明大時代、阪神の高山と同期。171センチと小柄で派手さはないが、打撃の力強さと勝負強さを兼ね備えている。選球眼もよく軸回転でスイングできるので、鍛え方次第では楽天の茂木のように長打もある巧打者になれる可能性を秘めている」(パ球団スカウト)

 セの首位打者を走るDeNAの宮崎敏郎はセガサミーから12年ドラフト6位で入団。下位指名でも化ける選手はいる。そこがスカウトの腕の見せどころであり、そうした選手を発掘した球団が上位にいることも確かだ。
さて、何人の選手をプロに引き上げるか……。

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