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渡辺謙は印象回復も…マスコミが煽る松居一代の“逃げ恥”

7/20(木) 10:47配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 今や安倍首相の代名詞になった「逃げる」には「面倒なことにかかわらないで避ける」という意がある。それでもドラマの世界では「逃げ恥」は役に立っていたが、現実ではそうはいかない。

 不倫問題が起きた俳優・渡辺謙(57)も当初、会見をする予定と伝えられていたが、一向に行わずに「逃げている」というイメージが付いていた。追い打ちをかけるように軽井沢の別荘に「潜伏先」の報道も最近出たばかり。俳優は役柄を通じてその人をイメージする。渡辺は「逃げる」こととは縁遠い「男らしい」イメージが定着している。ヘタすれば逃げるはイメージを損なう。騒動から3カ月半。渡辺はようやく会見を開いた。

「中途半端な段階での会見は言えない話が出てきて、逆効果になりかねない。特に不倫相手との話し合いは終わらせる必要があって時間がかかったのでは」(芸能関係者)

 少しやつれた感もあった渡辺だが、不倫はおおむね事実と認め、すべての質問に自分の言葉で真摯に答える姿は好感が持たれた。イメージ回復に向けた会見はできたと見える。まだ結論が出ていない夫婦問題もこの先、どっちに転んでもそう仕事に影響はないだろう。

 同じ「逃げる」でも豪邸を出て居場所を転々としている松居一代(60)は意味合いが違う。面倒なことを避けるのではなく、自ら面倒を起こしている。逃げながらいまだに一方的に夫の船越英一郎(56)を非難し続けている。本来なら松居が得意とする会見をすればいいのだが、「ツッコミどころ満載。松居が不利になる」というのが大方の見方。メディア操作に長けた松居は会見を避けブログなどでネタを配信。これをメディアは取捨選択して取り上げる。

 松居も心得たもので、脚本家の大宮エリー氏(41)や渡辺謙の名前まで出して次々とメディアが食いつきたくなるネタを小出しにする。そのネタに踊らされるように取り上げるメディア。特に影響力の強い情報番組の松居の扱い方がさまざまなのも特徴的。独自の情報ならともかく、松居が発信するネタを検証するように延々と流す番組もあれば、ほとんど放送しない番組もある。

 今後、松居が離婚調停も無視して裁判になるのは必定。その間、発信は続けられるだろう。それを一部のメディアがそのまま流せば、松居の思うツボ。松居が勝手に騒いでいることをメディアが火に油を注ぐように騒ぎを大きくしているのが松居騒動の稀有な構図。今後のメディアの松居の扱い方も注目される。
(二田一比古/ジャーナリスト)