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【楽天】岸で球団史上最多の貯金28!7回0封で防御率トップ1・95

7/20(木) 6:07配信

スポーツ報知

◆日本ハム2―3楽天(19日・札幌ドーム)

 楽天が今季初の6連勝で球団史上最多の貯金28とし、首位を堅守した。先発・岸が7回1安打無失点、10奪三振の快投で8勝目。防御率は西武・菊池を抜いてリーグトップに立った。打線は2回にウィーラーの20号ソロで先制し、8回にアマダーのソロで加点。9回は松井裕が締めて28セーブ目を挙げた。日本ハムは5連敗で自力でのCS進出が消滅した。

 細心の注意を払った。岸は“間違い”を犯さなかった。2点リードの7回2死一塁。大谷へのフルカウントからの7球目。外角いっぱいへチェンジアップを沈めた。左中間へのハーフライナーを左翼手・岡島がランニングで好捕。一発で同点の危機をしのぎ、グラブを何度も叩いてねぎらった。

 日本ハム打線を寄せつけなかった。序盤から走った直球を内外角いっぱいに投げわけ、カーブ、チェンジアップでタイミングを外した。7回1安打無失点で8勝目。毎回の10奪三振も「うまく狙い球を絞らせなかったのが良かったかな。10個も取ってたんですか?」と気づかないほど、集中力を極限まで高めていた。

 防御率も1・95として西武・菊池を抜いてリーグトップ、12球団でも唯一の1点台だ。「そこはあまり気にせず、試合を壊さないように」。マウンド上と同様に慢心は全く見せなかった。

 ポーカーフェースの下に熱い思いがたぎる。前回登板の12日のソフトバンク戦(ヤフオクD)では、6回無失点の好投を見せたが、試合中に右手親指の背中側を切り出血。続投を願って7回の投球練習も行ったが指揮官に促されるように降板していた。「今日もやっちゃいました」。チェンジアップを投げる際に同じ箇所を爪でひっかいてまた出血。2戦続けての流血も痛みに耐え、2戦続けて本塁は踏ませなかった。

 右腕の快投に導かれ、貯金は日本一に輝いた13年時の27を超え、球団史上最多の28まで積み上げた。今季初の6連勝で2位・ソフトバンクとのゲーム差1も守った。梨田監督は「ピンとこないね。独走してるなら別だけど、そうでもない。明日のことを考えて、浮かれてもいられない」と勝ってかぶとの緒を締めた。史上最強の犬ワシ軍団が、力強い羽ばたきを緩めることはない。

(西村 茂展)

最終更新:7/24(月) 13:49
スポーツ報知

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