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笑福亭三喬「松喬としてやっていく覚悟ができた」襲名披露に意気込み

7/20(木) 20:10配信

スポーツ報知

 落語家・笑福亭三喬(56)が20日、大阪・中央区の道頓堀角座で「七代目笑福亭松喬襲名披露公演」(10月8日、大阪松竹座)の制作発表会見に出席した。

 三喬の師匠で2013年に肝臓がんのため亡くなった6代目松喬の後を継ぐことが決まってから約1年。「度胸もすわりまして、松喬としてやっていく覚悟ができた。笑福亭一門は武骨な、言葉少ない一門。松喬としてのネタ帳(演目)を増やしていきたいし、これまでのネタ帳がものを言うのかなとも思う」と、改めて落語家としてのこだわりを示した。

 その風貌と相まって、どこか憎めない泥棒を演じる「盗人噺」を得意とする。「大阪落語の中で、長屋から出てくる一番、泥棒らしい顔をしていると言われた。らしく見えるのは噺家の強み。悪い顔の人がやったら本当にいやらしくなる。泥棒ネタは一生やり続けたい」と意欲を見せた。

 上方落語四天王の一人として名をはせた、先代の師匠である松鶴一門の伝統を継ぐ。現在の一門筆頭である笑福亭仁鶴(80)からは「君は君の歩幅で歩いたらええ」と激励され、襲名披露に際しての口上文も寄せてもらったという。「体調面が戻ればぜひ高座にも上がっていただきたい」と話した。公演での演目は未定だが、中学時代に初めてラジオで先代の落語を聞いて感銘を受けたという「初天神」や「三十石」などを考えているという。

 上方落語協会会長を務める桂文枝(74)は創作落語の第一人者であるのに対し「会長が創作派なので、しっかりした古典派が出てきてほしいと思っておられるはず」と古典落語へのこだわりをのぞかせた。文枝は13日に富士山頂で奉納落語を演じたが「私は富士山には登れませんが、しっかりと高座に上りたい」と笑わせた。

 襲名披露公演には文枝、桂福団治(76)、桂ざこば(69)、桂南光(65)、笑福亭鶴瓶(65)、東京からは桂歌丸(80)、笑福亭鶴光(69)、春風亭小朝(62)、春風亭昇太(57)ら多彩なゲストを迎える予定。また、11月4日から来年にかけて全国14か所を回る。

最終更新:7/20(木) 20:10
スポーツ報知