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背広組の“忖度“で自衛隊員の声を封殺?「南スーダンPKO日報問題はものすごいスキャンダルだ」

7/20(木) 14:30配信

AbemaTIMES

(C)AbemaTV

 南スーダンPKO部隊の日報をめぐって、稲田朋美防衛大臣が2017年2月、防衛省最高幹部らとの緊急会議で、保管の事実を非公表とするという方針を了承していたと一部メディアが報じた。報道を受けて稲田大臣は、「書かれているような隠ぺいを了承したとか、あと非公表を了承したとかいう事実は全くありません」と関与を否定した。

19日に放送されたAbemaTV『AbemaPrime』では、昨年、防衛省に情報公開請求を行い、一連の報道の端緒を開いたジャーナリストの布施祐仁氏と、国際政治学者の三浦瑠麗氏をスタジオに招き、この問題を考えた。

■「翌日に廃棄するなんて、常識で考えてありえないと思った」

 布施氏が初めて情報開示請求をしたのは、昨年7月16日のことだった。

 「当時、自衛隊が駐留していた南スーダンのジュバでは政府軍と反政府軍の大規模な戦闘が勃発していた。国連のレポートにもそうした記述があり、中国軍の兵士が死亡したという情報も入っていた。一方で日本政府は『散発的な発砲事案が生じている』としか言わず、派遣を延長して新しい任務を付与しようとしていた。その状況に危惧を抱いて、現地部隊からの司令部に対する全ての報告文書について開示請求した」。

 ただ、この時点で布施氏は問題となっている“日報“の存在を知らなかったという。

 「9月中旬くらいになって開示されたのが、“人員現況“という、その日何人の隊員が活動し、何人休んでいたかという、非常にシンプルなものだけだった。しかし、活動状況や現地の治安状況などが非常に詳細に書かれている“日報“という文書があると知り、9月末に改めて情報開示請求した」。

 これに対し12月初旬、「日報の存在は特定されたものの、すでに廃棄していて、一つも残っていない」との回答が出る。

 「簡単な“人員現況“は保存されているのに、“日報“が最短で作成翌日に廃棄するというのはあまりにも不自然だと思い、もう一度探して欲しいと防衛大臣に異議申し立てをした」。

 布施氏や自民党の河野太郎衆議院議員などが再調査を求めた結果、12月に稲田防衛大臣は再調査を指示。同月、防衛省の統合幕僚監部に“日報“の電子データが残っていたことが確認され、今年2月、ようやく“日報“が公開されるに至った。

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最終更新:7/20(木) 14:30
AbemaTIMES