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夏休みの旅「遠出」人気 祝日増とLCC就航が追い風 九州発の予約

7/20(木) 6:10配信

qBiz 西日本新聞経済電子版

 夏休みの九州発の旅行は、遠隔地に出かける傾向が強まっている。格安航空会社(LCC)の就航などで海外旅行の人気が高まったほか、昨年から「山の日」が新設され、働き方改革で連休が取りやすくなったことも影響しているようだ。

 九州発の海外旅行の予約状況はおおむね好調。JTB九州では国内が前年並みなのに対し、海外は前年同期比17%増。伸びが大きいのは米国ハワイで、40%伸びた。8月9~11日の福岡発ハワイ行きのチャーター便を利用する計300人のツアーはほぼ完売した。一方、北朝鮮との緊張が高まる韓国は、前年まで最も多い行き先だったが、今年は30%減。人気1位を台湾に譲った。

 エイチ・アイ・エス(HIS)でも九州発の海外旅行は前年より増え、人気の出発日は「山の日」の8月11日。広報担当者は「連休が取りやすく、LCCの相次ぐ就航で座席の供給も増え、人気の日程でも行きやすくなった」と言う。

 国内旅行も九州外の伸びが目立つ。昨年は「九州ふっこう割」で九州旅行が盛り上がり、西鉄旅行の担当者は「『昨年は九州内だったので今年は遠くに』と考える人が多い」と見る。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)などが人気の旅行先で、親子3世代での申し込みが増えるなど予約人数が伸びているという。

 一方、九州を目的地とする旅行は持ち直しの動きが見られる。阪急交通社の九州行きの予約は6月時点で昨年の2・3倍となり、九州は地域別で伸び率トップ。昨年の熊本地震で落ち込んだ反動が大きいが、15年に比べても多いという。最も多い旅行先はハウステンボス(長崎県佐世保市)。世界文化遺産登録を目指す天草方面も人気という。

 ただ足元では、九州豪雨による予約のキャンセルもあり、九州行きの旅行について西鉄旅行などは前年より減少すると見込んでいる。

西日本新聞社