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中国、6月のアルミ生産最高の293万トン

7/20(木) 6:03配信

鉄鋼新聞

 中国国家統計局が発表した6月の国内アルミ生産は、前年同月比7・4%増の293万トンと過去最高を記録。これまでの最高量だった昨年12月の289万トンを4万トン上回った。海外アルミ市況の回復基調に伴い、同国の生産者も生産意欲を高めているとみられる。

 昨年、米国が中国政府のアルミ業界向け補助金に関して、WTOに提訴したことをきっかけに、今年は中国が本格的な生産調整に踏み切るとの観測が広がっていた。だが依然として旺盛な増産は続いている。国際アルミニウム協会(IAI)によると、世界のアルミ生産は9カ月連続で前年同月を上回り、中国がそのけん引役となっている状況だ。
 ある商社筋では「アルミ価格が上昇すれば増産に踏み切るのは想定の範囲内。米国商務省では中国から輸入されるアルミ製品に関してアンチダンピング(不当廉売)調査を実施しており、生産者は同国の今後の交渉結果も注視しながら柔軟に生産量の調整を行うだろう」と観測している。
 需給の指標となるロンドン金属取引所(LME)アルミ市況は現地18日、現物1887ドル(前場、セツルメント価格)、先物1925ドル(後場)。年初の水準から1割以上値上がりした。

最終更新:7/20(木) 6:03
鉄鋼新聞