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女性上司と部下で「ご主人」論争勃発中、共働き時代になぜ?

7/20(木) 8:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

20代から30代前半の部下が配偶者を「主人」と呼ぶのに、アラフォー(40歳前後)以上の女性上司や同僚がギョッとする現象が職場で起きている。主人、夫、旦那、パートナー、彼など、女性が配偶者を第三者の前で呼ぶ日本語はさまざまだが、「対等でありたい」とこだわってきた「(男女雇用機会)均等法第一世代」(1986~1990年入社)や、仕事と家庭の両立問題に葛藤してきた「氷河期世代」(1990年代後半~2000年代前半入社)で抵抗を感じる人が少なくないのに対し、「何かダメですか?」という、気軽な感覚が職場で議論を巻き起こしている。「主人」には、「あるじ」や「一家の長」という意味もあるが、ミレニアル世代(1980年以降生まれ)は気にならないのか?

【画像】「一応、公の場では相手をたてるべきなのかな、と」

ミレニアルご主人族

「どうして主人なの?夫でしょ?」

フリーランスのPRプランナーとして、複数の会社の経営陣と仕事をする宮沢麻奈さん(34)=仮名=は、PR担当する企業の女性経営者(42)に「いつもそう突っ込まれますね」と、苦笑いする。

宮沢さんは大学院修了後から複数枚の名刺をもってバリバリ働き、2児の母でもある共働き家庭だが、「主人派です。男性には男性の、女性には女性の特性があって、それも多様性かなと。平等平等にこだわりすぎるのも、かえって違和感があります」。

バリバリ働くからこそFacebookの投稿など、「みんなが見るSNSではあえて『ご主人さま』を使うことで、ちゃんと立ててるアピールの意味合いもありますね(笑)。それで円滑に進むならいいかなと」

25歳で結婚した、アパレル系のマーケティング会社勤務の女性(30)も「最近、主人と言い始めました。それまで旦那だったのですが、他の人がそう言っているのが上品で素敵だなと思ったからです」と、主人派だ。「今後はより主人にシフトしていきそう。言葉使いできれいに聞こえるから全然、抵抗ないです」という。

保育園に2歳の子どもを預けて働く、30代の東京・白金在住の自営業女性は「小学校受験する人が多いのも影響しているかもしれませんが、周囲の働いているママ友も、みんな主人を使いますね。かなり親しくなっても主人。職種は金融の総合職が多いです」

商社で一般職勤務の女性(23)は「フォーマルな場では主人ということにあまり抵抗はないかな。旦那の知り合いの食事会に行くことがよくあるから、そこでは主人って呼ぶことが多いです」と、抵抗なく使い分ける。“ご主人族”に葛藤はない。

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最終更新:7/20(木) 15:04
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