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衰退続くかつての“小売の王様”百貨店、「お客を大事にするサービス」は時代遅れなのか

7/20(木) 19:20配信

AbemaTIMES

(C)AbemaTV

 ネット通販大手のAmazonは7月10日、「プライムデー」を有料会員向けに行った。開始直後はホームページに繋がりにくくなるほどの盛況ぶりで、売り上げは30時間で推定2000億円以上(前年比60%増)となった。

 一方、百貨店は年々売り上げが減少し、2016年には最盛期の3分の2以下まで落ち込んでいる。かつては“小売りの王様”とも呼ばれ、賑わいをみせた百貨店。当時の魅力について、「一番新しいものがあるというイメージがあった」(70代・男性)、「見に行くだけでも楽しいので、ぶらぶらしに行く感じもあった」(50代・女性)との声があがる。

 百貨店に打撃を与えたのは、巨大な郊外型ショッピングモールやファストファッションの台頭。さらに追い討ちをかけたのがネット通販だ。「実店舗で物を確認してネットで買う」(40代・女性)という人のほか、「店員さんがすごく熱く(接客を)してくれるけど、それが『買わなアカン』みたいな強迫観念に感じてしまって、逆に『あそこの店員さんがアレやからやめとこ』みたいになる」(20代・女性)と、接客を理由に百貨店に行かない人もいた。

 百貨店の“お客を大事にするサービス”はもう時代に合っていないのか? 18日夜放送のAbemaTV『AbemaPrime』では議論が展開された。

渋谷ザニー氏「日本は百貨店の開発がとても遅れている」

 日本の百貨店の現状について、自身のファッションブランドを持ち、上海伊勢丹や銀座松屋でポップアップストアの展開をしてきた、ファッションデザイナーの渋谷ザニー氏は、「新宿伊勢丹もリニューアルしてキレイになったが、それを改革したのは数年前。日本は百貨店の開発がとても遅れている」と指摘する。

 一方で、流通経済大学教授の矢野裕児氏は、「私たちの世代は、百貨店に行くのは相当特別でドキドキ感、ワクワク感があった。品物も百貨店にしかないということもあった。それが、色々なところに同じようなものがあって、ここしかないというものがなくなってきた。もちろん百貨店の品揃えは豊富だしブランドもあるが、それを生かしきれていない」との考えを示した。

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最終更新:7/20(木) 19:20
AbemaTIMES