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《ブラジル》ネット犯罪=シロナガスクジラ首謀者逮捕=青少年らを自殺に追い込む

7/20(木) 6:06配信

ニッケイ新聞

(ブラジル邦字紙「ニッケイ新聞」20日付)



 インターネットで青少年を洗脳し、最終的に自殺に駆り立てる犯罪、通称〃シロナガスクジラゲーム〃の首謀者の一人として、マテウス・モウラ・ダ・シウヴァ容疑者(23)が、18日にリオ州ノヴァ・イグアス市で逮捕されたと19日付現地各紙が報じた。


 同容疑者は架空のフェイスブックアカウントを作成し、30人をゲームに誘い込んだと自供しているが、警察は、40人を誘いこんだ証拠を掴んでいる。
 〃シロナガスクジラゲーム〃は、ロシアで始まった犯罪で、青少年をたくみに誘導し、50の任務を達成させるものだ。

 任務の多くは自傷行為と関連しており、最終的に自殺させてしまう。この犯罪への参加者がやめたいと思っても、「やめたら酷い罰だ」と脅迫され、逃れられなくなって自殺したと推測される遺書がミナス州、マット・グロッソ州、パライバ州で見つかっている。

 現時点では、リオ州での自殺者は出ていない。同州の捜査担当者は3月から捜査を開始したが、被害者の証言や遺書などの物的証拠は使わず、首謀者を逮捕した。捜査担当者らは、捜査の目的は首謀者の逮捕ではなく、自殺を食い止める事だったと説明している。

 警察はネット情報を監視し、15人の青少年が任務を受け入れたことを発見、その青少年や両親に連絡を取った。15人の青少年たちは全員がうつ状態に陥っており、精神科のケアに回された。

 捜査担当のダニエラ・テーラ警部は、「親は子供をネット漬けにしないで、そこで何が行われているか注意する必要がある」と語っている。

 同日はサンパウロ州のイビウーナでも、25歳の男性が身柄を拘束され、事情聴取も受けたが、その後に釈放された。押収されたコンピューターなどは、解析のためにリオ州警察に送られている。

最終更新:7/20(木) 6:06
ニッケイ新聞