ここから本文です

WRC王者オジェ「夢が叶った」レッドブルRB7でF1マシンを初めてドライブ

7/20(木) 15:15配信

motorsport.com 日本版

 WRC(世界ラリー選手権)に参戦するMスポーツのセバスチャン・オジェは、F1マシンをテストしたいという願望を心に秘めていたが、これまではフォルクスワーゲンやシトロエンとのメーカー契約によって、実現することができずにいた。

動画:セバスチャン・オジェの初F1ドライブの様子

 しかし現在、プライベーターチームであるMスポーツに所属しているオジェは、個人スポンサーのレッドブルの計らいによって、先日オーストリアのレッドブルリンクで2011年式レッドブルRB7をドライブするチャンスを得ることができた。

 オジェは、レッドブルリンクを約100kmほど走行した後、次にように語った。

「今日、僕の長年の夢が現実のものとなった」

「今回の出来事は素晴らしいものになった。そして大きな発見があった。これまでドライブしてきたものとは全く異なった乗り物だった。とても楽しかったし、確かにとても速いクルマだったけど、車内ではすぐに快適に感じた」

「子供の頃、(アイルトン)セナを見ていた。彼は僕のアイドル的存在だった。だからいつかF1マシンをテストすることを夢に見てきたんだ」

「レーシングドライバーとして楽しさを感じるためには、速くなければならない。それにF1は運転することができるクルマの中で最速の乗り物だ。だからどんなレーシングドライバーでも、いつかはF1に乗ってみたいと思うものだ」

 以前、F1レースの週末に併催されたポルシェスーパーカップに2度参戦したオジェは、元レッドブルのF1ドライバーであるデイビット・クルサードの指導を受けた経験があることを明かした。

 その時、オジェがセットアップで行った唯一の変更は、トラクションコントロールだけだったという。オジェはトラクションコントロールが少しずつ解除できるようになっていくにつれて、自分のドライビングに対する自信を深めることができたと語った。

「少しずつ解除することができたんだ」

「最後は完全にオフにして、何事もなく走ることができた」

「トラクションコントロールのないクルマはとても繊細な動きをしていて、いかに滑らかに優しくスロットルを踏まなければいけないのか興味深かった。本当に面白かったよ!」

 現在Mスポーツは、WRC参戦の他にGTレースチームも擁しており、ベントレーGT3プログラムに参加している。オジェは将来コンチネンタルGTに参戦する可能性を拒否しなかった。

 オジェはmotorsport.comに対し次のように語った。

「今は僕の本業が忙しいし、本音を言えば家族と過ごす時間を大事にしたい。僕にとってそれはとても重要なことなんだ」

「でも、将来的にレースを再びやり始めるのは面白いかもしれないね」