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鹿島、10年ぶり4強 4-2で鳥栖商に勝利 高校野球佐賀県大会

7/20(木) 10:53配信

佐賀新聞

 序盤3点を奪って主導権を握った鹿島が鳥栖商に競り勝った。

 鹿島は二回、4番楠久と5番福島の連打などで1死二、三塁とし、7番久島の左翼線二塁打で2点を先取。さらに9番山口のスクイズで1点を加えた。五回は1番川島の中前打などで1点を奪った。左の主戦福島は我慢の投球。何度も得点圏に走者を背負ったが、緩急をつけて踏ん張った。

 鳥栖商は八回、2死満塁の好機で押し出し四球の1点にとどまったのが痛かった。

▽準々決勝(みどりの森県営球場)
鹿 島030 010 000 4
鳥栖商001 000 010 2

▽二塁打 久島、松尾良(鹿)赤司(鳥)

左腕・福島ピンチ耐え抜き

 九回裏1死一塁。得意のスライダーで相手を一ゴロ併殺に仕留めると、鹿島の福島隆志は「やったぞ」と言わんばかりに雄たけびを上げた。初戦の武雄戦から3連続の完投勝利。マウンドでの我慢強さが際立った。

 ヤマ場は八回だった。「あと2回」。気持ちを奮い立たせて真っ向勝負を続けたが、2死一塁から外角を狙った球がわずかに外れ、四球を与えた。気が落ち着かないまま、さらに1人を歩かせて2死満塁に。

 後ろの仲間を見て気持ちを切り替えたが、押し出し四球で1点を失った。昨秋、今春の県大会で押し出しから大量失点したことが頭によぎった。「絶対抑える」。自分に言い聞かせると、3球三振でピンチを脱した。

 小学3年から野球を始め、「野球も勉強もやりたい」と、高校は甲子園経験のある大坪慎一監督が指揮を執る鹿島を選んだ。投手としてほかの部員以上に厳しいことを言われてきたこともあり、「監督を見返してみせます」。大会前の激励式で宣言した。

 「あんな投球は初めて。よく粘ってくれた」と大坪監督。決勝の舞台を懸けた次の相手は、昨秋の県大会で敗れた鳥栖。福島は「また戦えることに運命的なものを感じる。戦ってきたみんなに恥じないプレーをする」と力を込めた。

 鳥栖商・寺田竣哉(三回、味方の振り逃げの間に三塁から生還)捕手の(一塁への)送球が上にそれ、行けると思った。

最終更新:7/20(木) 10:53
佐賀新聞