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大事なのは「リスペクト」と「さじ加減」。清水ミチコのものまねが愛される理由

7/20(木) 19:07配信

BuzzFeed Japan

2016年にデビュー30周年を迎えたものまね芸人・清水ミチコさん。ものまねやピアノ芸でお茶の間の人気を集め続けています。

BuzzFeed Japanは清水さんに、ものまねのコツ、モノマネで誰かに「なりきる」ことの魅力についてききました。【BuzzFeed Japan / 森駿介】

誰かに「なりきる」と見えてくる、ものまねの喜び

――ものまねのコツってありますか?

やっぱり催眠術を自分にかけるっていうか、心理的にそういうことができたら、成功じゃないかな。

人が自分以外のものになるって、それだけで可笑しいみたいで。なので、その自分を錯覚させる基本さえわかっていれば面白いし、自分でも不思議さを味わえます。

――なるほど。そういう「誰かになりきる」ってどんな感覚なんでしょうか?

例えばユーミンさんになるときは自分の中で、ものすごく知能高くなってるって言うイメージがあったり。田中真紀子さんになると、ものすごく自分の中に正義の血がたぎってたりとか。小池百合子さんだと華がある声とか。

――その人それぞれにイメージがあるんですね。

そうですね。それは後で気がついたんですけど。

その時はただ「田中真紀子になりたい」って思ってなりきるわけなんですけど、後で気がついたら、「なんかあの時、正義感でいっぱいだったなぁ」なんてふうに思い返す時はあります。ヘンな話。

――田中真紀子さんになりたかったんですか?

田中さんは他人のことも好き放題言うし、たとえ話も面白い。顔も好かれる人だし、声も深みがあって私には魅力的なんですよね。

すごく興味があったんで、そのころ「なりたい」って思った気持ちが今も続いてるって感じです。

――なるほど、他の方のイメージも気になります。例えば桃井かおりさんは?

やっぱりオトナだし、チャーミングなところとか。あと歌うように喋るって感じかな。

桃井さんの言いそうなフレーズって「~なワケ」とか「ご不満?」みたいに独特だから、バラエティでも重宝されるんだと思うし、今も映画やCMで活躍なさってる。

でもあれだけ続いているっていうのは、言い回しが歌みたいだからなんじゃないかなって。耳に気持ちのいい声の出し方だと思います。

――では、森山良子さんのイメージは?

聴衆を大事にしているイメージですね。例えば「ざわわ」も「ざ・わ・わ」って、一言ずつちゃんと聞こえるようにっていう。彼女の責任感というか真面目な感じを自分でも出してると思う。

やっぱり、ああいう清い人・神聖な人ってのはやりがいがありますね。

逆に、三枚目みたいな人はやってもあんまり面白くないのよね。その人の個性が面白いのに、それをモノマネしても上塗りだけでかなわないのかな。

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最終更新:7/20(木) 19:07
BuzzFeed Japan