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「二度と発生させない」 事件1年を前に県警本部長

7/20(木) 7:25配信

カナロコ by 神奈川新聞

 津久井やまゆり園(相模原市緑区)での障害者殺傷事件の発生から26日で1年になるのを前に、県警の島根悟本部長は19日の会見で「悲しく、痛ましい事件を二度と発生させないよう努めたい」と述べた。

 島根本部長は、捜査態勢について「3月3日に捜査本部を解散するまで捜査員延べ約8千人を投入した」とし、「あらためて被害の大きさや深刻さを強く感じている」と強調。被害者支援については「葬儀対応や病院などへの付き添い、カウンセリングを実施しているほか、犯罪被害給付制度に基づく遺族給付金の支給がほぼ終了した」と説明した。今後も被害者や家族の要望に応じて刑事裁判に同伴するなど、支援を続ける考えという。

 再発防止に向けた対策では、県内の障害者支援施設や老人福祉施設、児童養護施設などでの防犯診断や防犯指導に加えて、有事を想定した訓練や緊急時の連絡態勢の確立に取り組んでいることを報告した。

 一方、プライバシー保護や遺族からの強い要望などを理由に被害者名を公表しなかったことについては、「基本的な考え方は変わっていない」と説明。「捜査としては一区切りはついたが、時期の見通しは立っていないものの、これから公判が始まるという状況。遺族にとって事件はまだ継続中で、区切りがついたという状況ではないだろう」と語った。