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「遊べる川を次世代に」 平塚で生き物探し親子連れが歓声

7/20(木) 9:01配信

カナロコ by 神奈川新聞

 水辺での体験を通じて、地域の環境について学んでもらうイベントが17日、平塚市西部を流れる河内(こうち)川周辺と旭北公民館で行われた。「河内川生き物調べ」と題した企画には親子連れなど156人が参加。網を片手に水生生物を探索する子どもたちの歓声が響いた。

 川辺にアジサイを植栽し、環境保全に取り組んでいる「河内川あじさいの会」(石井孝会長)が2007年から主催している。例年ナマズやウナギなどの大物も見つかるといい、そんな話を聞いた参加者は怖がりながらも生き物を探そうと網を伸ばした。土手で小さなヘビを見つけた児童からは悲鳴にも似た大きな声が上がり、いつしか子どもたちは笑顔でずぶぬれになった。

 講師を務める県環境科学センターの斉藤和久主任専門員によると「餌となるコケがあまり生えておらず、(捕まえた生物は)全体的に小ぶり」という。それでも、モクズガニや、ハゼ科のシマヨシノボリ、ヌマエビ、アユなどたくさんの生物をその手で捕まえた。

 後半の座学では、斉藤専門員が国土交通省の水質の考え方を紹介。河内川がAランクの「顔を川の水につけやすい」には当てはまらないもののBランクの「川の中に入って遊びやすい」と感じられることで、簡易的に判定できることなどを説明した。

 またアユが多く捕れたことで水質が改善されていると解説。全長3・5キロの河内川の豆知識などを子どもたちに伝えた。

 同会の木村美江子副会長は「メダカが手に取れるなど生きた勉強会になった。地元の川に愛着を持つことで、ごみなども捨てなくなる」と期待。「子どもたちが入って遊べるような川を次世代に受け継いでいきたい」と話していた。