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BTCC:マキシマム・モータースポーツが新設のTCR UKへの参戦を計画

7/20(木) 15:45配信

オートスポーツweb

 BTCCイギリス・ツーリングカー選手権にフォード・フォーカスSTで参戦するマキシマム・モータースポーツが、2018年からのシリーズ新設がアナウンスされたTCR UKへのエントリーを計画していることが明らかになった。

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 BTCCチームとして最初のTCRシリーズへの参戦を表明することとなったスチュワート・ラインズ率いるマキシマム・モータースポーツは、現状でTCR車両を保有する唯一のBTCCチームでもあり、今季始めにセアト・レオン・カップレーサー(セアト・レオンTCR)を取得。イギリス国内のタイムアタック選手権などに使用してきた。

 7月初旬にTCRファウンダーからアナウンスされたこの新選手権に向け、同チームは少なくとも1台、計画としては2台での参戦を目指しているという。

「セアト・レオンTCRと、兄弟車のフォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCRは、基本的には我々がすでに走らせているVWカップカーの強化版だと言っていい」と、チーム代表のラインズ。

「我々は、VWカップからのステップアップ先として、この新しいTCR UKのシリーズを位置付けたいと考えているんだ」

 BTCCとの競合関係については「直接的な影響はないだろう」との予測を語ったラインズだが、そのBTCCのサポートシリーズとして開催されているルノー・クリオ・カップや、ジネッタ・スーパーカップ、ミニ・チャレンジのような選手権の参戦コストが高騰していることの方が、喫緊の課題だと考えている。

「サポートレースであるにも関わらず、前述のようなシリーズは年間参戦費用として約1億4000万円とダメージ修復を加えた費用を見込まなくてはならない。もし私がその金額を用意するのであれば、TCRをターゲットにしたいと考えるだろう」

「さらにTCRマシンを入手すれば、すでに我々が行っているように世界中でレース活動を行う道も開ける。役割を終えたマシンを売却するルートや市場も大きく確立されているしね」

 マキシマム・モータースポーツは、基本的にBTCCのプログラム継続を優先する考えではあるものの、将来的にTCRでの活動をメインにする可能性を否定していない。

 加えて、BTCCでは今季前半戦をともに戦ったジョシュ・クックが、TCRインターナショナルのクラフト-バンブー・ルクオイルに移籍したダン・ロイドの穴を埋める形で、古巣のトリプルエイト・レーシングに電撃復帰されるという苦い経験もしている。

 チームは前戦クロフトでは、その代役としてSTCCスカンジナビアン・ツーリングカー選手権に参戦しているデニス・ストランドバーグをスポット起用したが、いまだにクックに代わるレギュラーを発表していない。

「それはまだ継続中の案件だ。BTCCラウンドに毎戦、飛行機や船で移動しなくてはならないドライバーを起用することは条件的に厳しい。我々は真剣に、このTBLの枠とフォーカスSTのシートを希望し、購入可能なバジェットを持つドライバーを探さなくてはならない」

 TCR UKのオーガナイザーは、来季2018年カレンダーでのBTCCとのバッティングを避けたいと考えているが、少なくともBTCCの表彰台経験チームが参戦希望を公にしたにも関わらず、シリーズの詳細はいまだ明らかになっていない。

[オートスポーツweb ]