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海外からの視察増加 地域づくりで田辺市上秋津

7/20(木) 17:01配信

紀伊民報

 住民による地域づくりが活発な和歌山県田辺市上秋津に、海外からの視察が増えている。農村の地域づくりについて学ぶのが目的で、韓国からの視察が多いが、19日には初めて中国から訪れた。地区住民らは「私たち自らが主体に取り組んできたことが評価されているのでは」と話している。

 上秋津では地域づくりのための組織として1994年に「秋津野塾」を発足。99年に地区住民らの出資で市内初の農産物直売所として「きてら」を開業し、2008年には都市と農村のための交流施設「秋津野ガルテン」を開いた。年間売り上げは直売所が約1億5千万円、レストランや宿泊棟などがあるガルテンが約7千万円に上る。約70人の雇用が生まれ、農山村に滞在し自然や文化を体験する「グリーンツーリズム」の取り組みが成功した農村として全国的に注目されるようになった。

 視察はガルテンが開業した頃から始まった。廃校舎の利用についての視察もあり、全国から毎年度80~100団体が訪れている。

 海外からの視察は15年度からで、初年度は韓国から11団体計約300人が訪れた。16年度は韓国から9団体計約230人、他に国際協力機構(JICA)を通じてタンザニアとマラウイから各1団体4人が視察した。本年度は19日までに韓国から5団体計85人が訪れている。

 19日の中国からの視察団は、上海市で農業が盛んな金山区にある農民合作社連合会の農業経営者11人。モモや柿、イチゴ、米の栽培のほか、乳牛の飼育など大規模な農業経営をしているという。

最終更新:7/20(木) 17:01
紀伊民報