ここから本文です

北陸導入「判断できず」 フリーゲージでJR西社長

7/20(木) 1:55配信

北國新聞社

 JR西日本の来島達夫社長は19日、大阪市の本社で開いた定例記者会見で、開発が難航しているフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)に関し「北陸新幹線で導入するかどうかは技術の確立を待ってからだ」と述べ、現時点では導入の可否を判断できないとの認識を示した。

 JR西は北陸新幹線の敦賀開業後、新大阪への全線開業までのつなぎとしてFGTを運用する計画。仮に導入を見送る場合の判断時期についても「少しでも早く。いつまでに決めるというものではない」と述べるにとどめた。

 FGTをめぐっては国土交通省が14日、九州新幹線長崎ルートでの2022年度の導入が困難との見解を示した。かねて敦賀延伸に間に合わないとみていた来島社長は「今後も私どもは待つ立場だ。耐久走行試験に時間がかかるのなら待つしかない」と話した。

 車両導入には設備投資が伴うため、来島社長は「一定期間は使えないと投資する価値はない」と、導入遅れでコスト回収が困難になることに懸念を示した。その上で「年数ありきではないが、今後は使用可能年数をいかに見込み、次のフル規格に置き換えるかという経営的判断が必要になる」と語った。

北國新聞社

最終更新:7/20(木) 1:55
北國新聞社