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日本の個人投資家が目を付けているのはインド-果敢な利回り追求

7/20(木) 10:09配信

Bloomberg

日本の個人投資家は世界で最も果敢な利回りハンターだが、今、目を付けているのはインド資産だ。ルピーの為替相場が安定していることと債券利回りがアジアで最高水準にあることが魅力と映る。

三井住友アセットマネジメントがコタック・マヒンドラ・アセット・マネジメントと共同で運用するインド債券ファンドには昨年12月-今年6月に240億円が純流入した。同社データによれば運用資産総額は7月10日時点で約870億円。

三井住友の外部委託運用グループの加藤啓之シニアファンドマネジャーは、日本のリテール投資家の間で「高利回りの商品が求められている環境にある」との見方を示した上で、「高金利で通貨が安定」しているとしたら素晴らしいことで、「それを支える要素がインドについてはたくさんある」と指摘した。

投資信託協会のデータによれば、日本の投信によるインド証券の保有高は6月に8980億円と前年同期から2倍超に増えた。ルピーは過去6カ月にドルに対して6.1%上昇し、アジア通貨の中で上昇率トップ。10年物インド国債の利回りは6.45%で、アジア主要国でインドネシアに次ぐ高水準。日本は0.07%だ。

加藤氏は14日に東京でインタビューに応じた。

インタビューでのQ&Aは以下の通り。

なぜ今インドが人気なのでしょう?

・なぜインド債券が買われているかというとファンダメンタルズが改善してきている。財政が健全化して赤字が縮小、今後もさらに赤字が縮小するという計画は現実的と受け止められていて、財政の健全化が今後も進む見通しである。対外収支も改善してきており、対GDP比で経常赤字がかなり少なくなってきており、海外からの直接投資のプラスで赤字分をファイナンスできている状態が続き、ルピーの相場にもポジティブになっている。

・インフレがかなり抑制されていて、インド準備銀行も、総裁が変わった後もインフレをしっかり抑制させていくスタンスということで信頼が生まれている。

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最終更新:7/20(木) 10:09
Bloomberg