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3カ月後の英離脱交渉は? ポンドトレーダーがEUサミット控え予測

7/19(水) 22:56配信

Bloomberg

3カ月後、英国の欧州連合(EU)離脱交渉はどうなっているだろうか。ポンドのトレーダーはこれを正確に予測しようとしている。

3カ月後の10月19-20日にはEUサミットが予定され、このサミットで英国のEU離脱の形が見えてくる可能性がある。つまり19日から、指標であるポンド・ドルの3カ月物インプライド・ボラティリティー(IV、 予想変動率)でこのサミットがカバーされ始める。トレーダーはその間の離脱交渉、ドイツ総選挙、英国内の政局など情勢の変化を見通すことが必要だ。

EU側の交渉責任者であるミシェル・バルニエ氏は今週ブリュッセルで協議を再開するに当たり、離脱の条件で「大幅な進展」を遂げることが将来の貿易関係についての議論に進む前提になるとあらためて語った。進展があったかどうかを判断するのはEU加盟国の首脳であるため、10月のサミットは注目される。

みずほ銀行のヘッジファンド・セールス責任者、ニール・ジョーンズ氏(ロンドン在勤)は「市場は合意なしの決裂や、ハードブレグジット(強硬な離脱)のシナリオへと傾きつつある」と指摘。サミット前にムードが変われば、ポンド・ドルのボラティリティーでロングポジションをとっている向きには追い風になるとし、「ソフトブレグジットとなれば、ボラティリティーの動きはかなり激しくなるだろう」と述べた。

オプションを基にしたポンドの価格変動の指標である3カ月物IVは今年に入り7.86%前後まで低下。昨年のEU離脱を問う国民投票直前の6月14日に付けた18.56%を大きく下回っている。ジョーンズ氏は市場のポジションを参照しつつ、英国が交渉を通じ比較的柔軟なEU離脱や緊密な貿易関係を実現できる場合、IVは10%を突破して15%に至る可能性があるとの見方を示した。

原題:Pound Traders Set Brexit Bets as Key Summit Comes Into Play (1)(抜粋)

Anooja Debnath, Alex Morales

最終更新:7/19(水) 22:56
Bloomberg