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【香港】香港で販売のファンド、資産残高5%増

7/21(金) 11:30配信

NNA

 香港の証券先物委員会(SFC)によると、香港で販売される各種ファンド商品の資産残高は2016年末時点で、前年末比5.2%増の18兆2,930億HKドル(約262兆円)だった。15年のマイナス成長から回復し、12年(12兆5,870億HKドル)からの5年間で45%増加した。大公報など20日付香港各紙が伝えた。
 資産残高の内訳は、ファンド会社と銀行の資産管理業務が4.6%増の12兆8,000億HKドル、富裕層を対象とするプライベートバンク(ウェルスマネジメント)が9%増の5兆2,000億HKドル、保険会社が9.8%増の5,140億HKドル。受託資産の54%が株式に投資されていた。資金の出所をみると、海外投資家の資産が15年の11兆7,800億HKドルから16年に約12兆HKドルへと増え、全体の66.3%を占めた。
 香港に登録されるファンドは今年3月末時点で、前年同月末比12%増の735本、資産規模は12%増の1,320億米ドル(約1兆300億HKドル、約14兆7,700億円)に拡大した。
 香港で販売されるファンドはこれまで、欧州連合(EU)の法律に従って設立・運用されている投資ファンド「UCITS」が主体で、登録地はルクセンブルクやアイルランドが多かった。しかし中国本土とのファンド相互販売制度を導入したり、ファンド登録審査のプロセスを簡素化したりといったSFCの近年の取り組みの効果が出る形で、香港での登録ファンドが増えている。
 本土系ファンドの存在感が増していることも特徴。本土のファンド会社が香港で販売するファンドは16年末時点で18%増の333本、資産規模は29%増の2,320億HKドルに拡大した。

最終更新:7/21(金) 11:30
NNA