ここから本文です

米債務上限引き上げ懸念が顕在化、3カ月・6カ月物TB利回り逆転

7/21(金) 6:13配信

ロイター

[20日 ロイター] - 米議会で連邦債務上限の引き上げに向けた動きが停滞するなか、債券市場で10月償還の財務省証券の償還の支払いが遅延した場合のリスクを織り込む動きが出始めている。

この日の取引で10月19日償還の3カ月物国庫短期証券(TB)<US3MT=RR>の利回りが1.17%に上昇。6カ月物TB<US6MT=RR>の1.12%を上回った。

通常は償還期限の長い証券の方が利回りは高くなるが、逆転が見られていることについてバンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ(ニューヨーク)の短期金利戦略部門責任者のマーク・カバナ氏は、「債務上限引き上げを巡る懸念が高まっていることを示している」としている。

米議会予算局(CBO)は前月、債務不履行(デフォルト)を回避するには議会は遅くとも10月半ばまでに債務上限引き上げで合意する必要があると指摘。

ただ医療保険制度改革(オバマケア)改廃に向け共和党内の足並みが揃わないなか、議会は予算を巡る討議に集中できておらず、8月の夏季休暇入りを前に、期限前に債務上限が引き上げられるのか懸念が高まっている。

バンカメメリルのカバナ氏は、今週実施された390億ドルの3カ月物TB入札でディーラーの落札が予想よりも多かったことも、こうした懸念を反映している可能性があると見方を示している。

最終更新:8/5(土) 2:31
ロイター