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昨年アマ横綱の矢後が幕下優勝…所要2場所での十両昇進決めた

7/21(金) 17:22配信

スポーツ報知

◆名古屋場所13日目 ▽幕下○矢後(寄り切り)竜勢●(21日・愛知県体育館)

 大相撲の名古屋場所13日目は21日、愛知県体育館で行われ、昨年のアマ横綱で中大出身の東幕下11枚目・矢後(23)=尾車=が東53枚目・竜勢(31)=鏡山=との全勝対決を制して7戦全勝。幕下優勝と所要2場所での秋場所(9月10日、両国国技館)の十両昇進を決めた。所要2場所での昇進は15年の名古屋場所の御嶽海(出羽海)以来、史上12人目の史上最速タイ記録。

 気持ちいい汗と一緒に涙が溢れた。花道を引き揚げて報道陣に囲まれた時、白いタオルで顔を覆った。「昨日はあまり眠れなくて。眠りには付くのですが、すぐに目が覚めてしまって…。7日間は本当に苦しかったです。ストレートで勝ち越した後は周りからいろいろと聞こえてきて、聞き流してはいたのですが、5番、6番と勝つと頭の中がパンパンになってしまいました。悪いことも考えてしまって」と声を震わせた。

 中大4年の時に全日本選手権に優勝して幕下15枚目格付け出し資格を取得。しかし、北海道・芽室西中時代に右膝の半月板の靱帯(じんたい)を損傷、左膝は前十字靱帯を断裂する大けがを負った影響とプロの世界に慣れるためにデビューを遅らせた。「前に出る分には(膝の)影響はない。そういう稽古をしています。調子も悪い時はありますが、うまく付き合っています」と矢後。

 デビュー場所は5勝2敗。わずかな時間で確実な進化を遂げた今場所は見事に全勝優勝を決めた。「これからは稀勢の里関のようなどっしりした相撲を取りたいです」と最後は目を輝かせていた。

最終更新:7/24(月) 18:11
スポーツ報知