ここから本文です

【石川】遊学館・野坂、逆転3ラン 17年連続8強

7/22(土) 8:03配信

スポーツ報知

◆全国高校野球選手権石川大会 ▽3回戦 金沢6―8遊学館(21日・石川県立)

 3回戦4試合が行われた。春初戦コールド負けの遊学館が春優勝の金沢を8―6で下し、2001年の創部以来17年連続の8強進出を決めた。5番・野坂侑暉(ゆうき)三塁手(3年)が8回に逆転3ランを放つなど、2本塁打を含む5打数5安打5打点と爆発した。昨夏王者の星稜は、18安打の猛攻で野々市明倫に11―3で快勝した。金沢工、北陸学院も準々決勝に駒を進めた。

 遊学館・野坂の一発が、春の覇者を沈めた。7回裏に逆転満塁本塁打を浴び、5―6とされた直後の8回1死一、二塁。野坂は「来ると思って狙っていた」という内角直球を、体をコマのように鋭く回転させて左翼席上段に放り込んだ。公式戦初本塁打となった3回の右翼2ランに続く殊勲の決勝弾。「野球人生で一番のホームランです」と喜びをかみしめた。

 春にはレギュラーから外れたが、努力ではい上がった。チームは春の初戦で、創部以来初のコールド負け(対寺井、7回0●7)。チームが夏へ向けて掲げた「逆襲の夏」のスローガンを、自分自身にも重ねた。「春の悔しさを練習にぶつけた」。打撃で遅い球に対して体が開く欠点を、イスに座りながら逆方向に打つなど多種多様なティー打撃を徹底して克服した。

 「背番号3」をつかんだ野坂は、1回戦は7番、2回戦は6番として、7打数3安打1打点。そして5番に抜てきされた金沢戦で5打数5安打5打点。山本雅弘監督(66)は「今日の勝利は彼のおかげ。褒めてやらなきゃ」と目尻を下げた。

 試合に出られない悔しさを、誰よりも知っている。帽子のひさしの裏には「逆襲の夏 お前が決めろ 頼むぞ野坂」の文字。ベンチ入りがかなわなかった3年生に書いてもらった。前夜(20日)には彼らに「あしたは絶対勝つから応援頼んだぞ」と無料通信アプリLINEを送った。「メンバーに入れなかった選手の分まで背負って打つことができた」。ともに白球を追った仲間の思いを力に変え、ノーシードからの頂点を目指す。(勝田 成紀)

 ◆野坂 侑暉(のさか・ゆうき)1999年5月12日、金沢市生まれ。18歳。小学2年で野球を始める。兼六中時代は、金沢ヤングブルーウェーブでプレー。右投右打。175センチ、77キロ。家族は母、姉、弟・知暉(津幡高野球部1年)。

最終更新:7/22(土) 8:21
スポーツ報知

スポーツナビ 野球情報

MLB 日本人選手出場試合8/17(木) 5:35