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【西東京】早実・清宮、公式戦8戦連発26号「どこに飛んでも入るのは成長かな」

7/22(土) 6:04配信

スポーツ報知

◆全国高校野球選手権西東京大会 ▽5回戦 早実5―0法政(21日・神宮)

 今秋ドラフト目玉の早実・清宮幸太郎内野手(3年)が、高校通算最多とされる神港学園・山本大貴の107本塁打に王手をかけた。法政と対戦した5回戦の3回、中堅右へ通算106号先制ソロ。3年連続の8強入りに導いた。今大会3試合連発で、春季都大会からは人生最長となる公式戦8戦連続で計10発。公式戦通算26本塁打は星稜・松井秀喜に並んだ。25日の準々決勝・日本学園戦(9時・神宮)で高校キングの座に挑む。

 記憶をたどっても、思い出せなかった。公式戦8試合連発の離れ業を演じた清宮は、「中学では少なくともない。初めて? はい」。人生最長となる8戦連続の計10発で8強入りを決め、高校通算最多とされる107本にリーチをかけた。

 3回先頭。2ボール1ストライクから、サイド右腕の94キロのシンカーをこすった当たりは、中堅右にフワリと上がった。「センターが止まって。アウトかなと思ったけど。かなり伸びてよかった」。白球はあれよ、あれよと、スタンドに着弾。夏初戦から3戦連発で右、左、中と広角に打ち分け、「どこに飛んでも入るのは、成長かな」とうなずいた。

 4月15日の都大会準々決勝(駒大高戦)で通算80号を放ってから、5月の関東大会を経て、量産態勢は夏に最高潮を迎えた。「関東が終わってから、調子を落としていて、そこからまた、しっかり上げられている。波がありながら、試合に合わせることができている。コンディションが最高の状態にあるのが要因」。水風呂やストレッチに加え、前日はマッサージチェアでリフレッシュして臨んでいる。

 6球団のスカウトが熱い視線を送る先で、公式戦26本はゴジラ松井に肩を並べた。西武・鈴木球団本部長は「右投げ左打ちで、あれだけ左手の押し込みが強い打者は、なかなかいない。松井、筒香、掛布クラス」と目を見張った。

 3年生になり、5か月間で放った公式戦10本塁打は2年時の年間9本を上回り、学年別で自己最多。公式戦本塁打率(1発に要する打数)も、1、2年時をしのぐ自己ベストの5・50(55打数で10本)だ。阪神・畑山チーフスカウトは「相手のレベルうんぬんじゃなく、すごい確率で打てる。今までの高校生ではいない」とうなった。

 2点リードの9回2死一、二塁では右翼線に2点適時三塁打を放ち、3打数3安打3打点2四球。しかし、5回に右翼線二塁打を放った後、後続の中飛で飛び出して併殺となる走塁ミスもあった。主将は円陣で「アウトカウントを間違えないように」と自虐的に呼び掛けた。王手をかけた“高校通算本塁打王”の頂までは、「変わらず、勝ち優先でいきたい」。猛烈に積み上げるアーチの数には、狂いはない。(山崎 智)

最終更新:7/22(土) 7:56
スポーツ報知

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