ここから本文です

矢後、涙の全勝Vで新十両昇進

7/22(土) 7:03配信

スポーツ報知

◆大相撲名古屋場所13日目(21日・愛知県体育館)

 東幕下11枚目で、昨年のアマチュア横綱の矢後(23)=尾車=が7戦全勝で優勝。秋場所(9月10日初日・両国国技館)での新十両昇進を事実上決めた。

 竜勢(鏡山)との6戦全勝同士の幕下決戦。優勝と新十両を懸けた大一番で勝ち名乗りを受けた矢後は、泣きながら花道を引き揚げてきた。「苦しかった。ストレートで勝ってから周りが騒ぎ始め、最初は聞き流してましたが、5番、6番と勝って頭の中がパンパンになってしまいました」。所要2場所での新十両は、年6場所制が定着した1958年以降では、15年名古屋場所の御嶽海(出羽海)以来10人目の史上最速タイ。北海道・芽室西中時代に右膝の半月板損傷、左膝も前十字じん帯断裂の大けがを負って苦しんできた矢後にとっては想定外のスピード出世だという。しかし師匠の尾車親方(元大関・琴風)は、入門して黙々と皿洗いをする矢後の背中を見て「この子は自分をわきまえている。この世界で生きるんだという決意を感じた」と成長を見込んでいた。目標にする力士は同じ二所ノ関一門の横綱・稀勢の里。「横綱のようなどっしりした相撲を取りたい」。北の大地が生んだダイナミックな関取が誕生する。(今関 達巳)

最終更新:7/24(月) 13:28
スポーツ報知