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“分裂or解体“低空飛行が続く民進党に未来はあるか?

7/21(金) 7:00配信

AbemaTIMES

(C)AbemaTV

 野党第一党の民進党だが、このところ党内のゴタゴタが続いている。4月には長島昭久衆議院議員を含む3人が離党。長島議員は理由について、民進党が共産党との選挙協力などを進めていることを挙げ、「価値観の大きく異なる共産党との選挙共闘路線は譲れぬ一線を越えている」と説明した。

 さらに先日行われた都議会議員選挙ではわずか5議席と惨敗。党内では蓮舫執行部への批判が相次ぐ事態となった。

 また、前原元外務大臣からは「(政策の旗のもとに)集まるということを賛同してもらえば、『名を捨てて実をとる』ということは別に民進党という名前にこだわらなくても私は良いと思う」という発言が飛び出し、次の総選挙までに解党や分党などを視野に入れた政界再編に意欲を示しているとの見方もある。

 街の人からは 

 「政策がはっきりしていないし、人事含めてぶれている部分も相当ある」(会社員 50代)
 「政治に対する国民国家を守るという意識も薄い気もするから支持しない」(会社員 60代)
 「結構その時その時で叩く材料があって、そういう視点でしかメディアにでてこない。そこが飽きられているところなのでは」(会社員 40代)

 という声も聞かれる。

 一方で、先週末に行われたANNでの世論調査では安倍内閣の支持率が29.2%と急落。支持しないと答えた人は54.5%で、2012年に第二次政権が発足以来、不支持率が50%を越えたのは初めてのことだ。民進党も支持率を下げているが、与党が危機に陥っているこの状況を党勢回復のチャンスにできるのだろうか。

 19日放送のAbemaTV『AbemaPrime』では、民進党の原口一博・衆議院議員と、小西洋之・参議院議員に話を聞いた。

 小西議員は世論調査の結果を受け「国民の皆さんが抱いている将来への不安に対して、民進党がキラキラ胸が踊るようなマニフェスト、構造的な政策モデルを出さない限り支持率が戻ってこないと思う。逆に我々の存在意義はその一点」と断言する。

 また、小西議員は「国民の信頼を損なったのも事実」としながらも、自身が官僚だった時代を踏まえ、それまで官僚主導だった政策を政治主導に変えることができなかった点が、民主党政権下で改善されたと、実績をアピールした。

 一方、スタジオからは民進党について「具体策が見えない、曖昧だ」「個別の政策になると党内のまとまりがない」といった意見が出された。

 小西議員は「東京都の最大の課題は高齢化。都議選でも有権者は医療や介護に大きな関心を寄せていた」と指摘、「医療・介護のサービスを、都市部・過疎地域を含め全国各地に作っていくマスタープランがあるが、誰も知らない。それを実現するために必要な病院やお医者さん、お金などをどうやってつけていくか国民に示す」と訴える。

 原口議員も「財政プランをしっかり出すべき。また、生産年齢人口は2040年に世界で最低になる。ところが20歳から74歳の人が元気なうちは週2日でも働けるようになれば世界で最高になる」とし、生産性向上のための施策をアピールした。

 小池都知事が率いる都民ファーストの会が国政に進出するとの見方も出ていることについて原口議員は「僕らは小選挙区ですり潰されながらやってきた。僕の選挙区である九州は見渡す限り自民党が当選した。小池さんの安倍さん許すまじという執念、怨念を見習いたい。政権を奪還しないで議員続けたって何の意味もない」と力を込める。

 小西議員も「政治というのは、切った張ったのケンカができないとダメ。優等生なりに議論ばかりしているのではダメ」「野心が感じられない、政権を打倒して奪還する根性のないサラリーマン議員は議員は辞めろって言ってください」と語る。「自分で政局を作るために身を捨てて決断をして、突破する。そういう本能に基づく執念を持った人間が民進党にはまだ足りないと思う。それは事実」と語り、「私は都民ファーストが国政に出てきても絶対にいかない」と断言。「私が今、民進党で頑張らせていただいているのは、民進党でしか担えない日本社会に不可欠な役割がある。競い合うのではなく、みんなで支えあう。今まで当然やらなければいけないのにやってこれてないような取り組みをちゃんとやっていく政党が必要だと思う」と締めくくった。

最終更新:7/21(金) 7:00
AbemaTIMES