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我が子には「お金に縛られず」生きてほしい…親が伝えるべき言葉

7/21(金) 6:00配信

ホウドウキョク

お金は生きるために必要なものだ。だがそれが幸せをもたらすとは限らない。5日に渡ってお届けしてきた特集「子どもとお金」。最終回は、子どもに伝えたい「お金」と「幸福」の関係について。お金は大切だ。だがお金に縛られて、生き方を見失うこともある。

おこづかいのあげ方も「工夫次第」でお金の学びに(記事でチェック)

数兆円を動かしても見えてこなかったもの

「昔はお金さえあれば幸せになれると思っていました。でも年収が上がるほど、家庭が崩壊していく事例をいくつも見ました。世の中には経済学の合理性だけでは測れないものがあるんです。そのひとつが幸せであり、社会貢献であり、持続可能な社会の実現でもあります」(新井氏、以下同)

悟りの境地とも思えるお金の持論を語ってくれたのは、鎌倉投信株式会社・取締役 資産運用部長の新井和宏氏。新井氏は、かつて外資系金融機関でファンドマネージャーとして何兆円もの金額を運用していた人物。そんな重要な責務に就いていたため、もちろん年収も“それなり”に稼いでいた。

そんな巨額のマネーを扱っていた新井氏が、「お金だけではない」とはいったいどういった心境の変化か。新井氏の心を動かしたのは何か。それを知るには、今彼が、鎌倉投信にて運用・販売している投資信託について知るのが早いだろう。

「私たちが運用している、『結い2101』は、『いい会社』に投資する投資信託です。林業の再生を目指す会社、クリーンエネルギーのみでタオルを製造する会社、残業なしでも利益を出す会社…。このような投資先は私たちに『幸せ』をもたらすからです」

この投資信託は、業界から 「ありえない」「非常識」と言われている。なぜなら投資先を財務指標ではなく「理念」で決めるからだ。またリターン(収益)の考え方も単純に「お金」ではない。しかし年間約9%(設定来)という運用の結果だ。

「鎌倉投信では、リターンを3つ定義しています。まずは『資産の形成』。お客様からお金をいただく以上、金銭のリターンを目指すのはプロとしての責務です。続いて『社会の形成』、そして受益者(投信への出資者)の『心の形成』もリターンなのです。私たちはこの3つが掛け合わされると『幸せ』がもたらされると考えています」

通常、運用商品の収益とはすなわち「お金」だ。しかし鎌倉投信における収益とは、「お金」だけでは得られない幸福感も含まれる

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最終更新:7/21(金) 6:00
ホウドウキョク