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ANA国際線の便名「NH」は何を意味する? 2文字に秘められた創業の記憶とは

7/21(金) 6:20配信

乗りものニュース

「NH」の「H」は飛行機以外のものを指している!?

 空港の案内や航空券の券面において、飛行機の便名はアルファベットと数字の組み合わせで示されています。たとえばANA(全日空)の国内便は「ANA101」、国際線は「NH001」といった要領です。

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 このアルファベットの部分は、文字数によりそれぞれ「3レターコード」「2レターコード」と呼ばれ、航空各社それぞれを表すものとして使用されています。ちなみにJALは国内線が「JAL101」、国際線が「JL001」といったように、いずれも社名にちなむもののようです。

 ANAの国際線は、なぜ「NH」なのでしょうか。ANAに話を聞きました。

――「NH」は何を意味するのでしょうか?

 当社の前身である「日本ヘリコプタ-輸送株式会社」(Nippon Helicopter)の頭文字を取ったものです。

 日本ヘリコプタ-輸送は、第二次大戦後、日本の定期航空事業を再び盛んにする目的で、1952(昭和27)年に設立された純民間の航空会社です。ヘリコプタ-2機を所有し、役員12名、社員16名という体制で翌年2月から営業をスタートしました。やがて飛行機による貨物事業、旅客事業にも参入し、1957(昭和32)年12月に社名を全日本空輸(All Nippon Airways)に変更しています。

――国内線の便名では「ANA」が使われていますが、これはなぜでしょうか?

 便名の「NH」や「ANA」は、航空の国際機関に登録された「航空会社コード」であり、当社の略称としての「ANA」を用いているわけではありません。航空会社コードは2種類あり、「ANA」は国連の専門機関である国際民間航空機関(ICAO)に登録されている3レタ-コ-ドで、国際線の「NH」は、世界の航空会社で構成される業界団体である国際航空運送協会(IATA)に登録されている2レターコ-ドです。国内線では3レターコード、国際線では2レターコードを使うと厳密に決まっているわけではなく、業務の場面に応じてそれぞれが使われます。

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