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広島・庄原で廃校リノベーション開始 隈研吾さん監修、人が集う拠点へ

7/21(金) 21:00配信

山陽新聞デジタル

 「ひろしま さとやま未来博2017」(広島県や県商工会議所連合会でつくる実行委員会主催)のシンボルプロジェクトの一つ、旧小鳥原(ひととばら)小(庄原市西城町小鳥原)を舞台にした「廃校リノベーション」が21日、本格的にスタートした。世界的な建築家・隈研吾さん監修の下、築62年の校舎を多くの人が集う拠点施設へとよみがえらせる。

 さとやま未来博は3月25日の開幕後、自転車で県内371カ所を巡る「さとやまソーシャルライド」や、地域住民の活動を支援する「ココロザシ応援プロジェクト」などを展開。その中心に位置づけられた廃校リノベーションは江田島、三原市を合わせ県内3会場で実施されている。

 同小で開かれた起工式には実行委の県、庄原市の関係者、地域住民ら約30人が参加。神事の後、主催者を代表して高垣広徳副知事が「学校は文化拠点であり、地域の宝物。新たな息吹を吹き込み、素晴らしい場所にしていきたい」とあいさつした。

 旧小鳥原小は2011年4月に廃校となり、その後1階部分は八鉾自治振興センターとして地域住民が活用している。今回は校舎(延べ625平方メートル)のうち、2階の教室部分約270平方メートルを交流、研修スペースに改修。天井に竹すだれを張り巡らせ、現代アートのような雰囲気を演出していく。また、近くを通る国道からでも人が集う様子が見えるよう正面玄関横に杉を使ったウッドデッキ(約50平方メートル)を設置する。完成は10月末予定。

 改修作業は業者だけでなく、一般からも協力者を募る。八鉾自治振興区の柳生秀昭事務局長(64)は「地域の人口減少は著しい。改修を多くの人に知ってもらい活性化に役立てたい」と話した。