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iPhoneに「ヒジャブ絵文字」誕生 日本人ムスリムの反応は?

7/21(金) 16:55配信

BuzzFeed Japan

Appleは「世界絵文字デー」の7月17日、iPhoneに新しく登場する絵文字を一部発表した。中でも注目されているのが、16歳の少女が発案した「スカーフ(ヒジャブ)を巻いた女性」の絵文字。「ただの絵文字」がどうして必要なのか、日本で暮らすムスリム女性に聞いた。【BuzzFeed Japan / 伊吹早織】

「授乳中の女性」や「目が星の人」も

今回発表された絵文字は、昨年11月に新しい絵文字の開発を手がけるユニコード・コンソーシアムに承認されたもの。昨年追加された「妊娠中の女性」に続いて、「授乳中の女性」が登場。他にもヨガを楽しむ男性やゾンビ、エルフ、ティラノサウルス、ゲロを吐く人、頭が爆発している人、目が星の人などのデザインが追加された。

2017年の暮れまでにはiPhoneやiPadなどのApple製品で使えるようになる予定だという。

16歳の少女が発案した“ヒジャブ絵文字”

今回発表された絵文字の中でも、特に注目されているのが、サウジアラビア出身の16歳、ラユーフ・アルフメディさんが発案した「スカーフ(ヒジャブ)をまとう女性」だ。

ベルリンで暮らし、13歳の頃からヒジャブを身につけているラユーフさんは昨年、友だちとのチャット中にあることに気がついた。「みんなは自分の肌の色や髪に合わせた絵文字が選べるのに、私のための絵文字はない」と。

そこで、ユニコード・コンソーシアムにヒジャブ姿の女性の絵文字を作るべきだと提案。昨年11月にアメリカ・サンフラシスコで開かれた国際的な絵文字カンファレンス「Emojicon」でプレゼンし、「スカーフは私に力をくれる」「ポストの絵文字は4種類もあるのに、なぜスカーフを身に付けて暮らす何百万人もの女性のための絵文字がないんですか?」と訴えた。

「スカーフは抑圧の象徴」と批判も

絵文字の発表を受けてTwitterでは、「抑圧の象徴であるスカーフを絵文字にすることは、抑圧を肯定している」と批判する声もあったが、ラユーフさんはCNNの取材にこう答えている。

「この絵文字が論争を呼ぶのはわかっています。絵文字をうがった使い方をして、ステレオタイプを助長するような攻撃をしてくる人もいるでしょう。それでも、この絵文字からイスラムコミュニティが得るものはあると思う。きっと誰かが喜んでくれる」

ラユーフさんはヒジャブ絵文字をきっかけに、イスラム教への理解も広がればと期待する。

「これはただの絵文字。世界をひっくり返すような力はないかもしれない。でも、みんなのスマホにヒジャブ絵文字が出てくるようになることで、私たちもみんなと同じ普通の人間で、普通の日常的な習慣の一つとしてスカーフを身につけているだけなんだと知ってもらえたら」

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最終更新:7/21(金) 17:31
BuzzFeed Japan