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「パラリンピックをもっと知ってほしい」競泳日本代表・一ノ瀬メイ選手の思い

7/21(金) 20:00配信

TOKYO FM+

藤木直人、伊藤友里がパーソナリティをつとめ、アスリートやスポーツに情熱を注ぐ人たちの挑戦、勝利にかける熱いビートに肉迫するTOKYO FMの番組「TOYOTA Athlete Beat」。
7月15日(土)の放送では、リオ・パラリンピックの競泳日本代表の一ノ瀬メイ選手が登場。

現在20歳の現役女子大生スイマーの一ノ瀬選手が初めてのリオ・パラリンピック出場で感じたこと、さらには、2020年に開催を控えている東京パラリンピックについて話してくれました。

伊藤「小さい頃からの夢だった初めてのパラリンピックの舞台はいかがでしたか?」

一ノ瀬「代表になることにとにかく必死で、決まった瞬間はすごく嬉しかったんですけど……。でも、自分の夢だったその舞台に立った嬉しさよりも、“もっと勝負ができるような選手になりたい!”という気持ちでいっぱいでした」

伊藤「リオ・パラリンピック出場が決まり、メディアの露出が増えましたが、そこには、一ノ瀬選手の伝えたい思いもあったそうですね」

一ノ瀬「私は片腕がないんですけど、そういう人を見る機会ってあまりないと思うんです。9歳からパラリンピックを目指し始めたんですけど、当時はパラリンピックという言葉を知らない人が周りにたくさんいて……。こうして自分がメディアに出ることで、パラリンピックというものをもっと知ってほしいなと思って」

伊藤「小学校の4年生の途中から1年間イギリスで過ごされて、障害者の方やパラスポーツを取り巻く環境の違いを痛感したそうですね」

一ノ瀬「9歳のときに“パラリンピックに出たい!”という夢ができたので、まず練習できる環境を探したんですけど、腕がないという理由でスイミングを断られて……。そういうことがあってイギリスに1年間行きました。イギリスでは、家の近くにあったスイミングに行って“入りたいです”と言ったら、腕のことには一切触れずにタイムだけを聞かれて、そのタイムでクラス分けをしてすんなり入れてくれました。そこで対応が全然違うなと感じました」

伊藤「はい」

一ノ瀬「あと、イギリスでは公立の小学校に通っていたんですけど、腕がないというだけでなく、日本の血が混ざっているということもみんなと違うと思うんです。そういった違いに対する反応が小学生であっても日本とは全然違っていて……」

伊藤「そんなに小さい頃から違いがあるものなんですか?」

一ノ瀬「拒否反応を示すとか、そういうことじゃなくて興味を持って接してくれるんです。『なんで、腕ないの?』とか嫌な感じじゃなくて、純粋に気になっているんだろうなという聞き方をしてくれて。イギリスでは“違い”ということもすごく大事にしてくれるんだなと感じました」

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最終更新:7/21(金) 20:17
TOKYO FM+